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続 盾つく虫も好き好き

2026年4月18日ようこそ

2026年 4月18日 お花畑を考える

北海道民がお花畑と聞くと田中義剛氏の花畑牧場をすぐに頭に思い浮かべビジネス成功のイメージになってしまう。とはいえ、一般的には深刻な状況を理解できない愚かさを揶揄する意味になる。近頃でもこの言葉が最も多く使われる場面が日本の防衛に関わる問題だろう。私もこのブログでこれについてかなりの投稿をしてきたつもりだ。当然私の投稿もお花畑論者の視点からはこの範疇だろうと想像している。

さて今回お花畑認定されたのは、参政党という国政政党だ。この政党の結党はコロナ禍最盛期の2020年でそれから僅か6年で衆参合わせて30議席を持つ政党となった。この政党を分かり易く言うと移民反対、コロナワクチン反対、そして歴史認識、グローバルな表現では極右と云われる。ところがこの政党の掲げる防衛論が識者に言わせれば、まるで現状認識が出来ていないお花畑だと非難されている。この非難の要点はおおよそ以下の3点になるだろう。1,アメリカ軍駐留に反対していること2,ロシア、中国に対し敵対意識が薄いこと3,核兵器保有や長距離ミサイル等の反撃力に対し積極的ではないことが挙げられている。

最初にお断りしておくが私は参政党員ではないので、この話を参政党の公式解答のように取られると参政党員の方にご迷惑が掛かるのでご注意願いたい。要するにこの議論を第三者が見るとこの様に解釈できるというまでのお話しだ。では以下にその3点を纏めてみた。

お花畑要素1 アメリカ軍の駐留について

つまりこの話は日米安保からの脱却という話に繋がっている。現在の日本はアメリカ軍が日本国中、彼らの望む所に基地を建設できる約束になっている。このため北方領土の返還をロシアに求めても、返還した島にアメリカ軍が基地を建設することも認めてしまうことになり、故安倍首相がロシアと22回もの交渉を重ねていたが、最終的に北方領土の返還が実らなかったのもこのような事実がある。さらに問題なのは日米合同会議という米軍を通じてアメリカの要望が政府を飛び越えて直接官僚に伝えられる年次改革要望書などの仕組みである。このような目に見えない政治の動きをディープステート(DS)という表現でトランプ政権は攻撃の対象にしていたのである。つまり、アメリカ軍の駐留が日本の政治に大きな影響を与えていたのではないかという疑念を参政党は持っているのではないだろうか。

では日本の防衛力について日本の防衛は日本1国だけでは不可能なのかを考えてみると、他国に頼らなければ自国を防衛できないと考える考えのほうが特殊な考え方と言える。自国の利益を命がけで守ると言うのは理解できても、お仕事とはいえ他国のために何故アメリカ人が命を張らなければならないのかこちらの方が異常な事態なのである。もちろん世界中には様々な形態の国があり歴史があるので断定的な表現は避けるべきと思うのだが、少なくとも自国の防衛を放棄した国をまともな独立国とは言いえないだろう。

お花畑要素2 中国、ロシアに対する外交姿勢について

中国、北朝鮮、ロシア、現在日本は現実的にこれらの核保有国と対峙しなければならない状況に置かれている。特に最近は台湾有事について問題視され中国の総領事が日本の首相を斬首にするなど暴言を吐く始末だ。このような中国政府の狼狽えぶりにも拘らず中国国民の反応の反応は意外に冷静だ。というのもこれにより中国政府は日本への渡航制限を行っているように聞くが、(やまとごころJP)の資料によると、中国人観光客の月次推移を見れば、発言前の70万人に対し現在は40万人で45%もの減少になっている。とはいえいまだ40万人もの中国人観光客が来日していることに驚く。要するにこの状況は中国政府のコントロールが弱まっている証拠のように感じてしまうのだ。

さらに昨日日本の防衛環境が変化していることを示す発表があった。それが自衛隊統合幕僚 監 部 報道発表による、昨年度の航空自衛隊のスクランブル発進に関する情報だ。これによると昨年のスクランブル数は全体で595回あり、2021年度の1004回に比べ減少傾向にあることが示されている。とはいえこの数字をどう解釈するか様々あると思うが、私はこの変化をトランプ政権誕生と結び付けている。つまりこの変化は、日本の変化よりもアメリカの動向が、このようなスクランブルにも影響しているのではないだろうか。要するにこの状態をアメリカに護られているので日本の安心材料と捉えるか、日本の政府とは関係のないところで有事の火種が起こっていると捉えるかの違いになる。

お花畑要素3 核配備、長距離射程兵器の保有について

核兵器の保有について参政党は防衛のための選択肢から外さない立場を取っている。この点では私の思いとは違う立場だ、私はこれを保有することさえ汚らわしいと考えているので考慮する必要があると言うのは物足りない。さらに長距離射程の兵器についても触れれば、スタンドオフ攻撃は、確かに相手に見つからない処から攻撃できるメリットがある。ところで攻撃した方は敵に見つからないので安全かも知れないが、報復はそれでは収まらないだろう。つまり報復の対象はミサイルを撃った人間ではなく、何も知らずに攻撃目標の近くにいた罪もない人々が受ける事になる。そしてこれこそ現実に起こっている戦争の実態なのである。だとすれば、この状態を考慮せず軍事を語るのは責任ある立場の議論とは言えないのである。また核兵器の是非についても、私にはこれを保有しなければならない理由が曖昧で、コストを掛ける割にリスクだけが積みあがるとんでもない代物だと思っている。具体的にこの兵器がもたらす結果を考えればそこに勝利というものはない。因みにアメリカ軍の反証に挙げられる原爆による戦争の早期終結論には根拠がない。というのも広島、長崎の原爆投下前から日本はポツダム宣言受諾に向け準備が進められていたからだ。ようするにこの兵器に期待するのは、相手がこの破壊力に怖気づき攻撃を控えるだろうと言う曖昧な予測でしかないのである。しかも戦争の抑止力という側面も甚だ疑わしくなる、というのも核兵器がこれほど拡散されているにも拘らず日本以外にこれが使われたことはない。ではこれによる戦争抑止効果はあったのかといえば、そんな事実もないのである。要するに核保有国が戦場にならないのは、代わりの国が戦場になっているのに他ならない。しかもウクライナ戦争では世界一の核保有国が核を持たない国に4年間も戦争を付き合わされるという結果になっている。結局核兵器とは敵も味方も皆殺しという狂った自己満足でしかない。私はこれを愚かで汚れた発想と考え、このような愚かな考えを後世の人々に残す様な事だけはして欲しくないと考えている。

因みに先日話題になったスペースX は、世界中から240兆円の投資を集めるという。これによりゆくゆく人類は地球を離れ我々人類を別な天体にまで移住させようとしているらしい。その為には過酷な宇宙環境をどのよう克服できるのか日々検討されているという。残念ながら、核兵器はそのような希望さえ一瞬にして灰にしてしまう。結局こんなことすら克服できない人類が長時間かけて仲良く旅をして、その後の繁栄を望めるのだろうか今は暗い気持ちになっている。

 

 

 

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Posted by makotoazuma