ゾクゾク盾つく虫も好き好き
2026年 7月10日 共通の価値観

これがなければ話し合いは時間の無駄になる。政治の世界では落としどころの探り合いということなのかもしれないが、そのようなディールでは本来の目的がどこに有るのか見失ってしまうことがある。
何の話をしているのかといえば、現在政治の向かう方向性の事だ。つまり現在の政権は先の衆議院選挙で言い逃れ出来ないほど大勝して誕生した政権である。一方野党にとってこの事態は忌々しきことに違いない、そのためかあらゆる手段を使って政府の政策を妨害しているように見える。しかしながらなぜ自分たちがこの選挙で大敗を喫してしまったのか原因を探るところまで考えが及んでいないようだ。
仕方がないので私がここで国民の思いを代弁すると、国民は自分達の未来を託せる政党に票を入れたと言う事でしかない。そのキャッチフレーズが強くて豊かな日本列島なのだからその方向に国会が運営されていくことこそ国民の本願になる。その点でいえば、裏金問題などは司法の問題であり、いわんや皇室典範などはやんごとなき世界のことで庶民がこれをつべこべ口にすることは身の程を知らない愚行である。私はそのような事を議論しなければならない憲法の在り様こそ問題にされるべきだと思う。
さて本日一番訴えたかったことは豊さと強さについてだ。常識を言えば軍事力は持てば持つほど強くなり、お金はあればあるほど傍目には豊かに見える。ところが世界の歴史を振り返ると軍事力は持てば持つほど国民の豊かさとは反対に向かうように見えてくる。そのことはこれまでの歴史に何度も登場する軍縮というものが物語っている。つまり軍縮はこのような軍拡の過当競争から経済を護るという側面があるのだろう。だとすれば、軍拡の引き金となる他国との摩擦は極力避けることが、自国の経済を護るためにも必要不可欠なのである。そう考えると日本のウクライナ支援は日本の経済にとって大きなダメージでしかない。
というのも国民の豊かさに注目した場合、これを最も阻害している原因がウクライナとイスラエルでの戦争である。この戦争では改めて地下資源の重要性が見直されているところだが。残念なことに日本は、今でもこのような地下資源の輸送や石油精製施設に攻撃を続けるウクライナに支援を続けているのである。つまり、国民の豊かさを公約に掲げていながら、政府はエネルギー価格の高騰と原材料の高騰というダブルパンチを国民に与えている事になる。因みに最近聞く話では、これによる影響が細やかに営まれる洋菓子屋などを利益率の低下という形で襲っているという。
このような状況で僅かな給付金が生活費の助けになったとしても、このままインフレが加速する環境ではその施策に国民はどの様な意味を見出せばよいのだろうか。つまりここで、豊かさとは何かを問い直すことが改めて必要になる。私が望む豊かさとは家を失い飢えに苦しみ路上に転がる人々を街で見かけないことだ。正直それはGDPにも株価などの経済指標には表れないもので、ましてや天にそびえる摩天楼でもない。早い話が、私にとってGDPを上げれば国民が豊かになると考えるのは単なる幻想でしかない。そんなことよりすべての国民の衣食住が満たされる国家を政府は目指すべきではないだろうか。具体的にいえば都市生活を破壊する外国からの投機目的による過剰な不動産投資に政府は目を光らせるべきだろう。ところで、このように日本の行末が関わる重要な時に政府の歯止めとならなければならないはずの野党が、政策の批判よりも総理大臣の人格攻撃に血道を上げる状態で、しかもそれをマスコミが鬼の首を取ったように煽っている。この状況を目の当たりにして国民は一体どこに自分達の希望を見出せばいいのだろうか。国民の希望は自分達と当たり前の価値観を共有できる政府なのである。