竹に上下の節あり
2026年 9月7日 日本のイニシアチブ

核兵器が必要な根拠を考えれば、敵国の攻撃力を完全に破壊することが考えられる。ところがこの兵器は攻撃を破壊するにだけに止まらず、破壊してはならないものまで同時に破壊してしまうという呆れた兵器だ。そのため、この兵器が使われるにあたっては、その威力がきわめて限定であることが必要になる。残念なことではあるが日本が核攻撃を受けた理由もここにあるだろう、その証拠に、日本が受けた攻撃以外世界のどのような戦争においても核攻撃は起こっていない。
ところが、未だに核兵器の需要については寧ろ拡散している傾向にある。そこで今一度核兵器というものがどのようなものか考えてみる必要があるのではと思っている。中でも核抑止という考え方だ。というのも迎撃と反撃とではその行為自体が違っている。例えば専守防衛という考えは相手の攻撃を封じることにある。ところが、反撃は相手の攻撃とは全く別の攻撃まで含まれることになるので一気に戦争拡大の危険は高まり、この違いを明確にしておく必要がると考えるからだ。
つまり、通常兵器と核兵器明確な線引きが出来なければ、人類は核兵器によって滅亡の危機に瀕することになる。というのも、たとえ小規模な戦術核といっても、一度核が使用されば戦闘のエスカレーションは避けられないからだ。一度核戦争になってしまえば、そんな勝利者はどこにも存在しないと私は考えている。そう考えれば、我が国は根拠のない核抑止よりは、シーレーンの安全と強力な迎撃能力、或いは退避豪の設置を優先に予算を使うべき時にあると考えている。
そう考えれば、日本が世界に対し核廃絶のイニシアチブをとることが、世界唯一の被曝国としての責務と云える。