今日のできごと
２０２０年 １２月１４日 雪を見ると
今日は、吹雪の中を帰ってきました。雪を体験したことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、雪の降り始めは、とても幻想的です。一瞬で辺りが、真っ白になります。子供の頃は、雪が降ると歌のように喜んだものですが、年を重ねるにつれマイナスのイメージしか持てなくなってきます。近頃、雪が降って真っ先に来る思いは家の周りの除雪の心配です。今日は、吹雪で鼻がちぎれるように痛むのをこらえて、あの頃何がうれしくて雪が降ると、そんなに燥いでいたのか、思い出しながら歩いていました。私が、幼かったころ大好きな、遊びが、「かまくら」づくりです。小さなスコップで雪をかき集めひたすら横穴を掘る、だいたい膝を折って中で座れれば、それで完成、そのころには、辺りは暗くなっていてそろそろ、家に帰る時間です。明日は、かまくらの中で、みかんを食べたり、トランプをしたり、楽しい妄想が胸をいっぱいにします。そして次の日「かまくら」を見に行くと、雪の重みで潰れていたり、通りすがりの悪友に穴をあけられたり、中でくつろいだことなんか一度もないのに、何故か好きでしたね。好きなものは、理屈じゃないんですね。ただ、あほみたいに好きなんです。