今日のできごと
２０２１年 ５月２２日 「他力本願」
一昨日の晩サーバーの情報でワードプレスの更新をしたところ、ブログの更新が出来なくなっていました。ブログを始めて、はや１年たちましたがITに関するスキルはほとんど進歩がありません。
自分の時間を割いてまで面倒なことを覚えるのがいやなんです。好きなことには粘り強くあたれるようになったんですが、横文字だらけのこの世界には本当に辟易させられます。
このトラブルを解消するためには、また横文字との戦いになると思うと正直、諦めようかなって思いも湧いてきました。途方に暮れて過去の記事など読み返していましたが、いろいろ直しが必要なところを見つけてしまったり、言い足りないところも出てくる始末で、とても諦められる状況ではないと決心が固まり、メールでサーバーにサポートを依頼しました。
ところが結局テーマの提供先の問題ではないかとのことで、振出しに戻ってしまいました。しかたなしに、Webを検索した結果、プラグインを過去に提供しているものに変えるとよいとの情報を得、やっと投稿が可能になりました。
ここで、頭をよぎったのが他力本願という言葉です。門徒であれば本願他力というところですが。巷では自分で物事にあたらないことを侮蔑を込めて他力本願と呼んだりします。
とはいえ今の門徒さんでこのようなことを言われて腹を立てる方もいないと思いますが、正直この差を説明するのは非常に難しいのです。ご興味のある方は禅サンガというところで他宗のお坊さんがこのことを解説しています。これがまた非常にうまいんです。ご興味のある方お勧めします。
失礼、私が何を言いたいのかといえば、私が、ブログ更新を他力（他人）の力でいずれ更新できるだろうと考えることを他力本願と言います。ところが実際は、面倒にぶち当たりながらも、思いが湧いてきて結局更新の糸口を掴むことが出来ました。
それは、面倒は嫌だと思う私の気持ちを押しのけて何かが動き出したんです。動いているのは確かに私なんですが動きたいという思いは本当に私だけの思いだったのでしょうか。それこそ他から来る願いだったのではないか。これこそが本願他力では無かったのか。今頃阿弥陀様が手についたほこりを払いながら「やっといたぞ、いってよし」って背中を押されるようなそんなことを感じました。