今日のできごと
2021年 6月14日 RCサクセション 僕の好きな先生
今日は絵のことを考えていたら、この曲が浮かんできました。
美術の先生ってどこか浮世離れしたイメージなんですが、私の憧れでもあります。
そんな美術の世界は自分がお山の大将と思わなければ、なかなか継続していくことすら難しい世界で、そこで生み出された作品もいずれ、作家と運命を共にします。
さらには、そのお山こそ唯一無二の尊いお山だという思いが無ければ、自分を保つことが出来ない世界ではないでしょうか。
そこでは他と比べて優劣を語らないのが、唯一アートの救いだと思っています。そのためにはたったひとりで、真っ暗闇の世界に唯一無二の世界を目指さなければならない宿命を背負うことになります。
そんな思いを抱えながらもそのほとんどは自分の妄想の中で、その夢は潰えます。
後には行き場を失った作品がそのあとを追うことになるのですが、これが厳しい現実というやつです。
私は絵を描くことが労働とは思えません。なぜなら、人から望まれるとは限らないものを生産することになりかねないからです。
そんな人生をあなたは目指すことが出来ますか、先日、忌野清志郎さんのお嬢さんが美術のお仕事をしていることを知りました。お父さんが抱いた憧れをお嬢さんが受け継いだのでしょうか、とはいえ浮世離れした人だけがその荒波を超えていけるそんな世界です。
満足できる活躍を願っています。あなたのパパは私たちのあこがれのパパだったんですから。ところで私については、貝のように海の底にあって荒波を避けようと思います。