今日のできごと
2021年 8月4日 音楽で繋がる世界
昨日の続きです。実はこの芸術祭で一番はまった音楽がこちら、フォルクローレの世界です。ここには3っのグループのCDがあります。シサイ、ライミス、ナティーバ、ナティーバについては衣装がネイティブアメリカンつまりインデアンそのもので、帯のような羽飾りを頭につけその堂々とした姿はインデアンの酋長そのものです。
この表現は舞台で彼らが使った言葉そのままです。で、私はその姿を見て「カッコイイ」とおもっちゃったんですが何がカッコイイかといえば自分の民族に誇りを持ち世界にアピールしている処です。先ほどネイティブアメリカンと言いましたが、彼らは、エクアドルを代表して参加していました。
インデアンといえば西部劇、てっきり北米大陸の話かと思っていましたが、歴史はそんなに単純ではないようです。現在世界中にエクアドルから音楽家が訪れています。そのいで立ちはインカっぽい人、インデアンっぽい人さまざまですが、ともにエルパサード・コンドルを演奏しながら彼らに伝わる精神世界を表現しているように感じました。
その精神世界とは日本に伝わるアニミズムともつながる世界かも知れません。音階やリズムだけで説明し尽くせるような世界ではないというのが私の思いです。で、私の憧れは・・・・
具現化して、土産物のケーナになり、さらには私にとっての新たなプレッシャーとなりました。こちら左の写真は2本のケーナなのですが、右は芸術祭の売店でCDと共に購入したものです。購入後一生懸命、音を出す練習をしましたが限界がありました。プロはこの竹筒から3オクターブの音を出すという言葉に心が動かされ、3オクターブの音階を目指して私がとった行動は、楽器を替えることです。それが、左に映ったケーナです。ますぐな竹、正確にあけられた指孔、風夢というところの作です。値段は7000円ほど、さらにこの商品のキャチコピーが、またすごいケーナのストラディバリを作るです。
結果は3オクターブの音が出ました。でもそれが音楽として成立するまでは相当時間が掛かりそうです。只今、購入から3年たちましたが、これまでに家族から朝練は禁止になりました。また、窓を開け放しての練習も注意が必要です。大変肩身の狭い思いをするのが私にとっての音楽の世界のようですが、あきらめないうちは負けではないという危険思想を座右の銘にこっそりピーピーやっています。