今日のできごと
２０２０年 １２月２４日 豊かさについて
と、タイトルを入れてから辞書を調べたんですが、一言では言い尽くせない言葉のようです。では、何故このようなタイトルにしようと思ったのか、私は、豊かさイコール多様性である。と、定義して話を進めたかったんですが、ちょっと自信がなくて辞書を調べましが、その解釈はまさに多様でした。話を戻すと皆さん豊かでありたいと願うのは、ごく自然なことに思うのですが、多様性を維持する、となると話が急にややこしくなるんです。いま世界が向かっている方向は、グローバリズムとボーダレスのように感じます。ところが、生き物の世界でいえば、多様性を維持するには、一種のガラパゴス化が、必要ではないか、つまり、閉塞的で排他的な環境こそ特異な種を保存するために必要な要件ではないかということです。また、世界でも特異性を際立たせる日本文化ですが、その特異性が最も、花開いたのが、江戸時代ではなかったでしょうか、鎖国という、お国丸ごと引きこもりみたいな状況です。その稀有な文化が世界でどれほどの憧れをもって受け入れられたのか、もっと認識されるべきだと思います。私は、姿かたちによって何かしらの不利益を被らなければならないということには、憤りを感じますが、姿かたちの違いについて無かったことのように振舞わなければならないというのは、無理な話だと思います。姿かたちの違いとは、遺伝子が歩んできた足跡だと思います。あるべき場所で、あるべき姿に誇りを持って暮らしていく、それが、私の考える豊かさです。