今日のできごと
2021年 8月26日 失うことの辛さ
以前病院の前で泣き崩れている方に出会いました。それは人間の病院ではなく犬猫病院の前でのことです。あまりの悲しみに周りが目に入らないようで、通りすがりの人間が気の毒に思えるほどの悲しみようでした。
私も母が入院していたころは見舞いでしょっちゅう病院を出入りしていたことが有りましたが、これほど取り乱している方に出会うことはありませんでした。
無条件の愛
では何故ペットという存在に人は無条件で執着してしまうのでしょうか。私は今ペットを飼っていませんが、人さまの飼っている「ウサギの麦チャンネル」を見ては微笑ましく思っています。そこには飼い主の「うさぎの麦ちゃん」に対する慈しみを感じるからです。
そして人間とペットの関りで共通することは、言語を介さない関係で成り立っているということです。言語は人間が最も人間的な姿を表現している基盤だと思っています。つまり文化は言語なくして成り立たないとまで思っているのですが、その言語を外した関わり合いが何故かこれほど人間の心を揺さぶってきます。私はその言語の関わりから離れた関係の方がより心の故郷に近いためではないかとおもっています。