今日のできごと
2021年 8月29日 言葉と空間
実は先週の金曜日に阿部敏郎さんの主催する禅サンガに参加した時に感じたことを書きたいと思います。
不思議な感覚
有料サイトのため内容には触れませんが、阿部敏郎氏と阿純章さん(天台宗の僧侶)との対談です。でその時、私が何を感じたのかですが、阿(おか)さんの空間と私の空間が繋がっているような不思議な感覚です。
音楽のライブでも一体感は体験できるのですが、会場という縛りからは抜けることはありません。それが何故か阿さんの声を聴いている内に同じ空間で向き合わせて頂ているような不思議な感覚になりました。
私の場合意識が繋がる感覚は直接相手を意識することなく自分の意識なのか相手の意識なのか分からない状態で起こっているようです。後で結果を聞くとやっぱりつながっていたというもので、こんなところで著作権がと言われても困り果てるばかりなのですが、話がずれました。
意識の世界で向き合う
話を戻して空間と表現したのは、ちゃんと相手の意識と自分の意識を保ちながら向かい合っている状態ということです。このような体験をすると言葉を伝えるということは音を介した意思伝達だけに留まらず、もっと深い意識でのつながり、つまり自分をこの世に表現している表現そのもので向き合っていたのではないかということです。
私は精神世界についての知識はお恥ずかしいほどありません。書籍といえば阿部敏郎さんと雲黒斎さんの本がすべてです。なので、ここに書き込んだことは、第三者の方が参考に出来ることではないかもしれません。ただ美術という世界からみても作品は作品自体の大きさに留まらず作品の周りの空間をゆがめます。または、周りに光を感じさせます。平面にしろ、彫刻のような立体にしろ良い作品にはそのような力が有ります。そこに私がアートに憧れる理由があります。ということは阿純章さんは仏教を表現するアーティストなんでしょうか。不思議な出会いに感謝です。