G-BN130W2PGN

お問い合わせ先

mail@makotoazuma.com

 

 今日のできごと

2021年9月14日gallery,今日のできごと

2021年 9月10日 時代を映す鏡

大袈裟なタイトルですがコマーシャルソングの話です。コマーシャリズムといえば商業主義のことを指しますがそれを受け入れるのは人間です。利益を生むための行為であっても、その行為が人間の奥深いところに滲みこんでくることが有ります。

長く残る作品にはそんな力が有るのだと思います。当時私はまだ未成年で酒を口にすることも無かったんですが酒は大関のCMが好きでした。田宮二郎さんの演技も良かったんですが、あそこで使われていたCMソングが最高でした。曲もいいんですが歌詞が凄いですね「白い花なら百合の花、人は情けか男だて、恋をするなら命がけ 酒は大関心意気」と加藤登紀子さんが歌います。で感情移入の激しい人は自分の思いに重ね合わせて、ぐびぐびいきたくなるんですが、そこでは自分のしかめっ面も田宮二郎になり切ります。未成年のぼっちゃんが観てもそう思ったんですから。お酒好きの方はなおさらのことだと思います。

いったい幾人の人がこのCMの世界に憧れてヨッパラってたのかと思うと微笑ましくもあります。そんな世界が高度成長期と言われる時代です。大量消費でコマーシャリズムの世界ですがその時代に生きた人間と共にその時代を歩んでいたのだと思います。だからその時代の音楽は時代の鏡ではないかと思っています。

gallery,今日のできごと

Posted by makotoazuma