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 今日のできごと

2021年9月14日gallery,今日のできごと

 

2021年 2月21日 あなたの望むところ

 

がレージシャンソンショー 函館世界民族芸術祭にて

 

 昨日に引き続きアーティストの紹介です。何故こうなったかといえば先ほどTV番組でNYの美術市場の苛烈な競争が照会がされていました。そこでは美術も鮮魚のように消費されて、波に乗り遅れると、あっという間に振り返られることもない。そんな世界のようです。

 

 番組を見ながら私は、空寒さを感じていたところふと頭に浮かんできたのが、今日ご紹介するガレージシャンソンショーです。

 

 出会いは昨日に引き続き函館世界民族芸術祭でした、ドラマ好きの方は「ひまわり」という曲ご存じの方もいらっしゃると思います。ボーカル山田晃士氏の作品で、朗々と歌い上げる歌唱力も一流だと思いまが、彼の生き方も、かなりアーティスティックです。このきょくのヒットで有線の賞を獲得しますが、忽然と芸能界を捨ていきなりパリで暮らし始めます。

 

 このような世界に暮らす方にとってチャンスを袖にするということが、どのような結果を生むのか、いうまでも無いことのようですが、彼はそれをしました。

 

 さて、日本に帰った山田晃士氏が自分の表現を共にしようとしたのが、アコルデオンの名手佐藤芳明氏、クールなイメージですが、彼のトークやキャラクター造りはこのショーを継続させていくための多様性をしっかり担っているような気がします。さらに山田氏の目指すポップでキッチュなシャンソン世界を表現するためには彼の演奏がどうしても必要だったのだと思います。そのことを確かに感じさせるのがボーナストラックに入っている「ひまわり」のカバーです。山田氏の心からの叫びと、佐藤氏の奏でるアコルデオンの切ない響き、この編曲を聴くとここでこの曲の完成をみる感があります。

 

 そして、機能紹介したラビラビ同様彼らも、ひたすら現場にこだわります。つまり、シャンソンショーこそ彼らの望む表現であり。そのことで、芸能界という鉄壁の呪縛から解き放たれること、そのことを彼らは身をもって世間に示してゆく。あえて、銀幕の世界から飛び出し、生活臭の届く場末のガレージから自分たちの望む表現を発信してみようということなのでしょうか。彼らの望む表現が、自然に受け入れられる豊かな世界がおとずれることを祈っています。

 

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Posted by makotoazuma