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 今日のできごと

2021年9月14日gallery,今日のできごと

 

2021年 2月25日 恐れから逃れるという幻想

 

 

 【恐怖とは】

 

 そろそろ頭痛が痛くなってきそうなんですが、恐れを消し去る方法ってあると思いますか。「えっ あるんじゃないの、だから修業が大切なんでしょ」私もこれまで恐れが人生の不条理を生む原因であることをお伝えしてきました。

 

 大きくは戦争であったり或いは社会のいざこざだったり、その原因のほとんどがこの恐れを起因としているのではないかと思います。我々は、恐れをもって恐れを制することを抑止力などといって、紛争が起こっていないことをいいことに平和な解決と納得しています。そこには疑問を挟む余地がないほど、現実の社会では有効に機能しています。

 

 例えば国同士の付き合いである外交の場でも、ごく自然に理解されていることです。それはまるで世界の共通語のように意志を伝達してくれます。丁度こんな具合です「ゆうことを聞かなきゃ仲間外れだぞ」って子供の喧嘩ではないんですが、このようなことを国益を優先するためにやっています。

 

 【恐怖心からの決別】

 

 ではその恐れと決別する術は在るのでしょうか、残念ながら、それは無いというのが、私の結論です。身もふたもないようなお話ですが、自信をもって私はそう思っています。

 

 それでは精神を鍛えることによって恐れを克服することは出来ないのでしょうか。全くないとは言い切れないのですが、たとえ可能な方がいらっしゃったとしても、皆さんに当てはまらなければ意味がありません。そんな特殊能力をお持ちの方でも、鏡の前で思いっきり自分の鼻をつまんでみてください・何も痛くないという方は別な心配が必要です。痛みや恐れは、生命維持のための大切な機能だからです。

 

 すべては、命守るための立派な機能です。だから人間の都合で簡単にコントロールができません。恐れは人間 だけにとどまらず犬でさえ何かしら異変があれば恐れにおののきます。

 

 例えば人間の耳には感じられない重低音にさらされると、犬ばかりか虫でさえ大騒ぎになります。恐れは遺伝子に書き込まれた大切な機能です。

 

 ところでそうは言いながらも、人間は先に述べたように恐れによってたくさんの痛手を被っているのも事実です。問題はその大きさです。我々は核という最終兵器まで携えるようになりました。その数は人間を何度滅ぼしても尽きぬほどの数です。そんな金が在ったら食べ物でも買ってあげれば国民は喜ぶはずなんですが出来ません。何故なら人間の持つ膨大な記憶は、起こってもいない未来を勝手に予測してどんどん恐怖の幅を広げていきます。その幅が広がれば広がるほど、恐怖のオーバーシュートも頻繁に起こってくるわけです。

 

 【恐怖のコントロール】

 

 そこで、わたしがコントロールすべきだと思うのが、この自然と幅を広げている状態の恐れです。その為に、は、膨大な記憶と思考の繋がりを一時でもとめること、そしてそこで生まれた恐怖を見つめ直すこと、つまりオバーシュートではないかどうかの目線が必要ではないか、それが私の考える恐怖のコントロールです。そこで私は瞑想などを使って思考を一度手放し、恐怖の連鎖から一時でも離れませんかという提案をしています。そこで、恐怖でその場に立ちつくす、あなたの背中を押しているつもりです。

 

 ところで何度瞑想を行っても心が恐怖から離れられない。つまり瞑想は無駄ではないかと思われた方、瞑想に求める目的について、もう一度考えてみませんか。ひょっとして、あなたは瞑想が超人の登竜門とお考えではないですか。そうであるなら、あなたが何らかの結果を得るためには、相当な労力と時間を要するかもしれません。私が瞑想に求めるのは、無いことの確認です。つまり自分がいない世界は、どんなだろうということに興味があるんです。で何を感じたかってなんにも感じませんよ。

 

 

 

 

 

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Posted by makotoazuma