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 今日のできごと

2021年9月14日gallery,今日のできごと

 

2021年 2月26日 だるまさんが転んだ!

 

 

 今日は皆さんがよくご存じのだるまさんのお話です。もともとはインドの高僧ですが、そのインドから日本に仏教が伝えられ、われわれ日本人もその教えを享受できることになりました。日本仏教の恩人です。

 

 さて達磨が直接日本に来ることは無かったのですが、今から1600年ほど前に仏教の衰退したインドから、仏教を厚遇する中国へ訪れ仏教を伝えたといわれます。

 

 【インドから中国へ】

 

 当時の皇帝武帝は、仏教によって民心をまとめ帝国の安寧をはかっている処だったので、国中に仏教寺院の建設を推奨していました。そこへ、インドから高僧が来ることを聞きつけ、おそらく国を挙げての宗教改革に、高僧からのお墨付きが欲しかったのだろうと思います。

 

 皇帝は、早速達磨に公衆の面前で謁見を許しますが、その時のやり取りが過激でそそられます。国を挙げての取り組みに達磨のお墨付きを得ようと思った皇帝の思惑は、公衆の面前で見事裏切られ恥をかかされます。達磨にしてみれば国の安寧よりも一切衆生の救いなのですが、救いのスケールが違いすぎました。

 

 しかも、達磨はその核心を僅かも譲りません全く愛想というものがないんです。そして意見が合わないことがわかると黙ってその場を立ち去ってしまいます。つまり、ばっくれたということです。

 

 なぜ公衆の面前で恥をかかされた皇帝が達磨を処刑しなかったのか、現代の我々でも不思議なくらいです。

 

 そのあと達磨はどうなってしまったのか、達磨はそのまま少林山にこもり洞穴の壁に向かってひたすら座禅を行います。のちに皇帝より再度面会を求められるのですが山を下りることはありませんでした。

 

【日本への道】

 

 ここから禅の考え、行の在り方など日本で花開く仏教の形が出来あがったといっても過言ではないと思います。そして、日本へ幾多の困難と高僧の尽力によって仏教は、日本で花開きます。インドから砂漠を超え海を渡りお釈迦様の言葉は日本へ伝えられました。現代を見ると仏教は、日本に安住の地を見つけたといってよいようです。

 

 さて、みごと達磨の目指すところは日本の特に禅宗の寺で息づくのですが、いつの間にか偉い人という言葉が大衆の間で独り歩きして、子供の遊びになったり、達磨人形になったりしました。ところで達磨人形を作っている人たちには大変申し訳ないのですが、選挙のツールに使うのは如何なものかと思います。なにせ現世利益に対しては、皇帝を前にしても一歩も引かなかった方なんです。そのような大恩のある方に選挙に当選したら目玉を入れてあげますなんてどう考えてもおかしい。そんなことを疎かにする人の政治ってどうなんでしょうかって思いませんか。

 

 

 

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Posted by makotoazuma