今日のできごと
2021年 3月5日 車粉のない世界
【昔々のその昔】
スパイクタイヤが禁止になりもう30年がたとうとしています。「えっそんな前だった」
私も調べてびっくり、車粉もすでに死語でした。ご存じない方のために解説しますと。冬の厳しい北海道などでは、道路が凍り付き普通のタイヤでは、停止することが出来ません。なにせスケートリンクのようなところを1トン近くもある自動車が40,50Kmで走行しています。
それを瞬間で留めるには、普通のゴムの摩擦力では止まるもんではありません。そこでゴムタイヤに鉄のピンを打ったものがスパイクタイヤです。確かに止まることは出来るようになったのですが、今度は別の困ったことが起きました。それが、スパイクが渇いたアスファルトを削ることによって起こる粉塵被害です。
【やればできる子なんです】
ちょうど今頃の時期、雪が解けて、道路のアスファルトが顔を出すと粉塵が舞いだします。春の訪れはこの車粉が連れてきました。こんなのが風に舞って空からのべつ幕なしに吹き付けてきます。あれから30年、春の訪れは穏やかです。現在温暖化問題で地球が変わろうとしています。きっと未来の人類は、このことも克服できているのだと私は思います。手遅れなんかありません。我々の思いが一つになれば。