今日のできごと
2021年 3月22日 自分の向かうところ
【人はどこから来て どこへ向かうのか】
今日のお話は、私が感じるままのことをお伝えしたいと思います。人はどこから来てどこに向かっているのでしょう。確かポールゴーギャンの最後の大作のタイトルにもこのようなのがあったはずです。
さてこのような思い、皆さんよくお感じになることと思います。人生を旅に例えること、それは文学や美術での人間の持つ永遠のテーマのように感じます。
さて、私がどう思っているのかといえば、結局私はどこにも向っていない。なぜなら、全体というすべての中に私があるということを感じているからです。つまり、私とすべては仕切りがないんです。
【大海の一滴】
そのことをもって大海の一滴と言ったりもします。自分の存在は大海なのか、その一滴なのか同じ海水であれば区切りがありません。ただの海です。もし海が荒れて波打ったとしても、海がどこかへ移動するわけではありません。ただ表情が変わるだけです。
自分が大海であることに気づけば、区切りのことなんかどうでもよくなります。むしろその表情の多様性に豊かさを感じませんか。我々が深刻に向き合っているのは、大波、小波のたんなる海水面の上がり下がりです。いくら荒れてもどこに行くわけでもありません。
ただ波の表情が変わって見えるだけで、もともとそんな景色に善悪や、優劣をつけるのも勝手な理解です。自然はどうぞお好きなようにと言っています。「ムックリ、ムックリ、ズンズンズン」です????