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 今日のできごと

2021年9月14日gallery,今日のできごと

 

2021年 3月26日 書聖王義之

 

 

蘭亭序

 

 書を志された方ならよくご存じの方ですね。書の神と言われた方です。また生い立ちやその暮らしぶりなどとても魅力的な方のようです。

 

 幼少期には癇癪や吃音で苦労され、大きくなると才気を見込まれ出世の道にも恵まれるのですが、自分でことごとくその道を閉ざしてしまいます。結局地方官吏に収まるのですが、出向いた先の景色が気に入ってのことで後に、気に入らない上司の横やりが入ると、さっさと退官して風雅な暮らしを楽しみます。

 

 そんな方の書を愛してやまなかったのが唐の時代の皇帝太宗です。その思いは我々の想像できる愛情とはかけ離れたものでした。とにかく王義之の書いた書であれば、なんでも集めていたようです。

 

 実はこれほどの大家の書でありながら現存する真筆は世の中に存在していないようです。もし可能性があるとすれば太宗皇帝の墓の中ではないかと思われています。

 

 それほど魅力的な漢字文化なんですが、その分理解するためにはとてつもなく奥が深く書体だけでも6種類以上しかも書家の数だけ書風があるんです。オーマイガーです。とはいえ書の文化が無ければ歴史も思想も今日まで日本に伝わることはありませんでした。

 

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Posted by makotoazuma