ようこそ！ 2次元パス 絵画から無意識の世界へ
ようこそ！ 無意識の世界へ
私はなぜ無意識の世界にあこがれるのか、それは自分の欲の皮を
必死で守らなければならないこの世界に違和感を感じるからです
本当は、もっと自由で、安心してくつろぐことが出来る世界が確実に存在していると私は感じています。２０１７年 オリオン１７
《２次元パスというタイトルについて》
そもそも、２次元の世界って物質ではないので、「在るのか、無いのかって話になると無い」ってことになっちゃいますよね。つまり概念の世界ですから自分が認知しなければ存在しないものです。
では、実在するものとは何でしょうか。今この瞬間、あなたが認識していると思っているものは概念でした。厳密に言えば、あなたは、光の点滅を、文字に変換して、あなたの信じる概念と結びつけているだけです。
では、いったい、この瞬間、何が実在しているといえるのか、それはこの画面を観ることで認知した概念にあなたが解釈を加えた結果、何らかの感情があなたに沸き起こっているものと思われます。それこそが、貴方の中で実在した確かなものです。
私が今発信している情報は、ただの電気信号です。あなたに届いて、あなたが解釈を与えない限り、実在とは言えないものです。
なのであなたに、「たった今」生まれている感情こそが、この世界で唯一実在しているものです。東 誠 公募展出品作品
つまり、現象世界への探求を進めていくと、現存とは、実在とは何だろう、という疑問が自然に湧いてきますが、結局今湧き起こっている自分の感情、或いは認識こそが実在のすべてだ。ということに気付かされます。つまり「我思う・・・」の世界、これこそ実在する世界ではないかと思っています。「絵画（２次元）は、その実在する世界（無意識の世界）への抜け道」と考えタイトルとしました。
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