今日は好日
2022年 8月6日 第15回はこだて国際民族芸術祭
昨日の函館は天気には恵まれましたがやはり少し風が強かった。何の写真かといえば昨日の芸術祭の様子です。
あまりにも気分が良かったので、お天気の方につい気をとられています。写真には青空の元小さくステージが映っている筈です?詳細はオフィシャルサイトでご覧ください。
昨年はネットでの配信でしたが、やはりライブの楽しさは何物にも代えがたいものがあります。とはいえ感染リスクはいよいよ高まる中での開催で、やはり出店やアーティストの方にも影響が出ています。会期も短く縮小版の感は拭えませんが、会場を埋め尽くす様々なアート作品に囲まれて、会場に漂う様々なスパイス、肉が焼ける臭いなどを嗅いでいると、過去の楽しかった思い出も一緒に蘇ってきます。
いずれまた7日間フルでの開催が待ち遠しいですね。
さて、私が今年の芸術祭で楽しみにしていたのがNINCUP(ニンチュプ)の出演です。
私はこの演奏家に出会うまでは恥ずかしながらアイヌ文化には、ほとんど関心がありませんでした。少なくとも現代に暮らす我々に、何らかの影響を与える文化とは認識していなかったのです。ところが彼らの演奏によってその認識は覆されました。つまり私はアイヌ文化をとても魅力的に感じたということです。
とかく伝統文化を継承していくためには、過去の再現ということに囚われてしまいます。そのことは演奏者にも鑑賞者にも同じことが当てはまるのではないでしょうか。
つまり伝統文化の中で新しいものを模索することは、それだけ厳しいフィルターがかかるということです。
ところが、そのフィルターこそが伝統文化を硬直させ色あせたものにしているのではないでしょうか。
そんな厳しいフィルターをNINCUPは簡単にはぎ取ってしまっているように私は感じています。結局天が彼らに与えたものと言ってしまえばそれまでですが、この奇跡を可能にしているのは、彼らの伝統文化に対する強い信頼とリスペクトではないでしょうか。
そのため彼らの舞台では神の恵みを受けて暮らす様々な自然が生き生きと再現されているようです。
さてこちらの写真は昨晩発売のセカンドアルバムと芸術祭のカタログです。現在このCDを聞きながら記事を書いていますがとても癒されます。ちなみに、ボーナストラックのサービスは消費者を混乱させないかちょっと心配になります。😱
因みにファーストアルバムの写真がこちらです参考まで。😅