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 今日のできごと

2021年9月14日gallery,今日のできごと

2021年 8月3日 民族音楽の輝き

やっと来た夏祭りの季節

例年の函館であれば、この時期は港まつりで(函館の開港を祝うお祭り)1日の花火大会からパレードまで4日間ほどかけてお祭りが行われます。ところで、へそ曲がりの私が楽しみにしているのが、はこだて国際民族芸術祭です。前にもご紹介しましたが、8月5日から8月11日まで行われていました。今年もコロナ禍のため早々中止の決定がされたようです。私としては暑い日が続いてくるとあの時の感動が蘇ってきます。

民族音楽と現代音楽

 

そんなわけで今日は芸術祭で感銘を受けたアーティストの紹介です。で、写真はCDのジャケットです。図の通りアイヌ民族をテーマとした音楽活動をされています。音楽活動と紹介したのは、歌のほかにも踊りをグループで披露されていたのでこのように紹介させていただきました。私は北海道に住んでいるせいかアイヌの音楽と触れる機会は比較的多いはずだと思っていますが、これまで、アイヌの音楽やダンスに触れてリスペクトが起こるようなことはありませんでした。結局失礼な言い方になりますが、アイヌ音楽に触れても土産物屋をあさるような感覚しか持てなかったんです。ところがこのニンチュプというグループの音楽を聴いて、アイヌ音楽が持つ精神性やダンスが表現する動きにかっこよさを感じました。

エフクターを多用しアニメっぽく表現した女性ボーカルの現代性とアイヌが生活の中で感じていた精神基盤を歌詞の中でいかんなく表現されています。またダンスにしても今まで見て来たダンスと何も変わらない表現にもかかわらず、鳥の表現は鳥らしく、男性のパートも雄々しく勇ましい様子が伝わってきます。いったいなぜそのように胸を打たれるのか、インタビューでもして真相を確認したいくらいの気持ちでした。

世に出てほしい才能

ところが、そんな恵まれた才能にもかかわらず

 

アルバムの中身がこれです。もったいない話ですが、彼らはCDを売る予定ではなかったようです。芸術祭のスタッフに促されて慌てて用意したとのこと、まったくもったいないと思うのですが、私のような偏屈なへそ曲がりに褒められてもねー

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Posted by makotoazuma