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2022年 ゆだねる

gallery,ようこそ絵画 無意識

結局何かを握りしめているように思っていても、手の中には何も残らない。私たちは永遠に獲物を捕らえることのできないハンターのようだ。だからといって出来の悪いハンターという評価を受け入れるつもりはない。

そもそもこのような評価を受けることには納得出来ない。きっと狙う獲物を間違っていたのか、あるいは底を閉じ忘れた袋に獲物を詰め込んでいたのか、あれこれ疑問が湧いてくる。実のところ私は前者に違いないと思っているのだが釈然としていない。

いやむしろハンターという例えは間違えで、あえて例えるなら命の川を流れる魚のようだ。

そうであるなら、私に出来ることは流れを信じて流れにゆだねることだけだ。

それ以上を何を望んでも結局何も手に入れることは出来ないのだ。