今日は好日Vol.2
2023年 5月30日 花もあれかし
さすがに世の中の移ろいに身を置くのはやはり疲れる、勝手に好きなことをしているつもりが、自分の思いと世間のギャップに心が追いつかなくなっているのかもしれない、今の私は、頑張れば頑張っただけの寂寥感につつまれている。
今日はそんな思いもあって無心に手を動かしたくなった。そこで手本を見ながら仮名の練習をしてみた。偶然選んだのが西行小色紙の切り取りで、ほりかわの院のおほむときとかいてある。切り取られた文章の最後のほうに和歌が載っていた。
「世の浮を いといながらも ふるものを しばしもめぐる 花もあれかし」
という歌に、私は意味は分からないが感じ入ってしまった。結局へのツッパリはいらんですよということか、ますますわからん。