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今日は好日Vol.2

2024年1月5日gallery,ようこそ,自作俳句絵画 無意識

2023年 8月19日 キャンプファイヤーを囲んで

いったい日米韓の首脳はキャンプをしながら何を語り合っていたのか、物騒なことにならなければいいがと思っていたが、話し合いの内容が伝えられてきた。さて内容についてはいたってシンプルだ。

キャンプデービッド原則というらしい。なんでもミサイル開発や軍事協力の結束を話し合ったようだが、そのほかにも伝えられたことは北朝鮮がロシアに武器を供与しているという疑惑についてだ。おそらくこれについての合意が今回の会合の主題で北朝鮮に対する具体的な制裁について話し合われたのではないかと思われる。とはいえこれが事実だとすれば、これによりウクライナ戦争の火の粉が着実に極東に飛んで来来ることになる。もちろんここに火が付いてしまえば、原子炉に火がともるようなものでその戦禍は想像もつかない規模になるだろう。この場合の戦闘の推移は間違いなくロシア、中国は北朝鮮を支援することになりあわせて中東各国もそれに続くだろう。この時世界中でさらにアメリカ離れは加速する。こんなことになってしまえば石油燃料にたよる我が国の火力発電は発電を停止せざるをえなくなる。これでは自国の経済産業を壊滅させることになってしまわないだろうか。

このように日本の命運をも左右するだろうウクライナ戦争について、先日不思議な報道があった、それはNATO高官の側近がした記者会見で、ウクライナ側にNATO加盟の条件としてロシアの占領地域を手放すこととするものだ。のちにこの報道は誤報とされたが、報道の状況から単なる言い間違えの類とはいえないだろう。おそらく非公式にウクライナの反応とそれを受け取る世界の反応を見ていたに違いない、裏を返せばウクライナを囲む周辺国はこの戦争の成り行きに相当なストレスを抱えているということではないだろうか。

それに引き換え現地から遠く離れた日本では、戦争はロシアの敗北で終わるといまだに多くの日本人が信じている。ウクライナの4倍の人口を持ち、世界にエネルギーを供給する国が戦争で疲弊し、ドルによる経済制裁によって政権崩壊寸前らしいのだ。しかもそれに対抗する通貨がもうすぐ目の前で誕生しようとしているにもかかわらず日本人は昔見た夢から覚めようともしない。

さて今日の記事は本当のところ、ウクライナの祖国を愛する人たちに向けて書いている。というのも先ほどNATO高官の流した誤報には続きがある可能性を感じるからだ。というのもワグネルを初めロシアの本体は東側に集結しているという報道がある。またポーランド国境にも何十万ものNATO軍が集結していると聞く、さてこれはNATOとロシアの軍事衝突が近づいていることを示しているのだろうか。私は今までのロシア軍の動きを見ればロシア軍がNATO軍に襲い掛かることは考えられないと思っている、これはNATO軍についても言えることだ。

これはあくまでも私の考える可能性の一つだが、NATOに参加する各国はこれから訪れる冬に対し出来るだけ早く戦争解決が図られることを願っているだろう。そのような状況で飛び込んできた情報が、ポーランドとロシアでウクライナを分割しましょうというロシアの前代大統領の発言だ。この案がどちら側の提案かはわからないが、水面下ではそのような停戦案も検討されているのかもしれない。まさかとは思うがウクライナがこのまま領土の回復に拘っていては、どの国が仲介に入ろうとも停戦が実現することは無いだろう。これではロシアが勝つかウクライナが勝つかのいずれかの決着しか望めない。ましてやNATOがウクライナの加盟を認めないという決定をした以上NATOが直接戦争に介入することも許されないのだ。さて周辺国は黙って戦争の成り行きを見ているしかないのだろうか。

そこで無理やりこの戦争を終わらせようとすれば、ある方法が浮かんできた。とはいえこの考えはそれほど突拍子もない考えではなく、むしろ戦争屋の常とう手段かも知れない。それは、もしウクライナで反政府集団による暴動が起こってしまったらどうだろうか、しかもウクライナの軍隊が単独では鎮圧できないほどの規模の暴動だ。この場合ウクライナは国連に頼るより無くなる、この時タイミングよく国連維持軍として暴動鎮圧に協力する国が現れたとすれば、もしその主力が隣国ポーランドだったとすればどうだろうか、これは単なる私の妄想だが、先に起こったマイダン革命は偶然起こった暴動なのか考えてみる必要がある。いずれにしろ現在のウクライナ政府が統治機能を失った場合、武力を失ってしまったウクライナ新政府が取れる選択は多くはないだろう。

因みに日本には風が吹けば桶屋が儲かるという譬え話がある。風が吹いて目を傷つけた多くの盲人は三味線を弾いて生業とした。三味線は猫の皮を剝いで作るので、三味線引きが増えると猫は逆に減ってしまう、猫が減ってしまえば町中に鼠があふれて、あふれ出した鼠は木桶の底をかじるってしまう、そのため木桶を作る桶屋が大層儲かるという話だ。このようにウクライナ戦争は他人ごとではすますことは出来ない、実際この戦争は今まさに巡り巡って日本に大変な被害をもたらそうとしているのだ。これを現実にしないためにも日本人はウクライナ戦争のの即時停戦を叫ばなければならない。