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今日は好日Vol.2

2024年1月5日gallery,ようこそ,自作俳句絵画 無意識

2023年 3月14日 思い立ったら吉日

アメリカのシリコンバレー銀行に続き中堅のシグネチャー銀行も突然事業停止になったそうだ。それぞれ違う要因での事業不振らしいが、いずれも、中央銀行による利上げの影響らしい。しかもシリコンバレー銀行の方は、主な融資先が環境にやさしいESGのベンチャー企業で、今回の事業不審はそこへの融資が思うように伸びず、資金のほとんどが債券投資に向かっていたそうだ。ところが、ここ最近のインフレによる急激な利上げによって、苦肉の策の資金運用にすら見放されてしまった。

ところでESGといえば、カーボンフリーなどの環境に配慮し、社会的にも優良な取り組みを目指す企業だ。そのような今流行りの立派な企業に、そもそも資金の需要が無かったということで、もしそうだとしたらアメリカにとってSDGSは、過去のもだったということなのだろうか。

そして今日届いたシグネチャー銀行の主な融資先も、今を時めく仮想通貨に関する事業への投資をしていたらしいのだ。

このような状況で、この先金融の世界はどのようになっていくのだろうか、今自分の資産を多少でも運用されている方にとってこの状況は、気が気ではない状況だと思う。

とは言え投資の世界は、最後まで自己責任の世界だ。これを受け入れなければ運用はしない方がいい。

とはいえあえて、そこで言えることは、この状況が心配で仕方がない人は、売るも買うも今日が吉日になる。そのように考えることが大けがをしない秘訣になると思っている。

その様な思いで、現状を眺めると今の状況は銀行の破綻ということだが、銀行がほかの企業と違うところは、社会に対する影響力が他の企業に比べて全く違うところだ。銀行は信用をお金に換えることが出来る、つまり銀行の信用が亡くなれば当然お金の信用も失ってしまう。しかもその破綻が中央銀行による利上げによって引き起こされたのだとすれば、他の金融機関には影響が全く無かったと、考える方が不自然ではないだろうか。このような事態は過去に100年に一度の事態と言われたリーマンショックを思い出す。あれ以降金融機関は、あのような破綻に至らないよう厳しい取り組みをしてきたはずなのだが、今のこの事態をどのように受け止めるべきかと不安になる。あのような悲劇が繰り返されないことを願うばかりだ。