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令和 あくび指南

2025年2月27日gallery,ようこそ

2025年 2月21日 政治とウィット

昔、マスコミからインタビューを受けた際、親しみを込めて自分をガースーですと自己紹介したらとんでもなく炎上してしまった政治家がおられた。確かに言葉は受け取り手によっていろいろ解釈が違ってくる。とはいえトランプ大統領の話はショッキングな言葉の裏に、真実があるように感じることがある。

最近では、政府機関閉鎖の話題に交じって紙ストロー廃止の大統領令が出た。なぜこんなことをアメリカ大統領が急ぐのかと思えばこの製造には有害なPFAS(有機フッ素化合物)が含まれていることへの懸念がある。これについてはプラスチックよりも危険だという見方もあるが、これほど切羽詰まったタイミングでの大統領令は、政府機関閉鎖の目的とは役人による公金チュウチュウを止めるためだと言いたげに感じる。

それよりもっと難解だったのは、先日わざわざナポレオンの言葉を引用しXで投稿を炎上させたことだ。そこには「国を救う者はいかなる法律も犯さない」という言葉があったそうだ。これを批判的に受け止めた方は、これはロシアに負けたフランスをイメージさせると非難していた。これについて私は、この言葉はナポレオンへのリスペクトに他ならないと思っている。というのもナポレオンは軍人という側面の他にナポレオン法典を世に出したフランスの英雄でもある。この法典は主権在民、法の下での平等など世界的に人権思想の基本となり、もちろん日本も大日本帝国憲法発布の時からこの思想が採用されている。因みに今回アメリカが掲げた血統主義という考え方も、ここに採用されている。

さらに言えばわざわざこの修羅場にトランプ大統領が他国の偉人を持ち出したのは、フランス国民への呼びかけではないだろうか。要するにフランス国民に対して、いまこそ自国のプライドを取り戻せと言うエールのように感じる。現在のEUを見れば私には、料理の作れないフランス人、ベンツの作れないドイツ人という絶望的な状況に映るからだ。それより残念なのは、卑怯と裏切り、忠義と誇りを顧みない日本人が日本の中枢に蔓延っていることだ。つまりこれを顧みないことは日本の魂をしててしまうことに等しく、これでは魂の無いAIとなんら変わらないのではないだろうか。

ところで、魂の無い日本人といえば、今私が日本の政治に大変なショックを受けていることは、日本が核兵器禁止条約の会議に参加しないということだ。先日、これに対して日本の外務大臣はオブザーバーとしての参加すら見合わせたという。このことは日本が原爆の被害を受けた唯一の国であるにもかかわらず、原爆の有用性を認めるというメッセージに他ならない。これではノーベル平和賞の喜びも、すっかり色あせてしまったに違いない。

因みに私は、核兵器と通常兵器について、まったく違う認識を持っている。たとえば通常兵器については国としてi生き残りのための必要悪と捉えることができるからだ。分かり易い例えでは、警察官に丸腰で職務を遂行しろというのに等しい。これは、あまりにも無責任な考えであり、結局のところこれでは警察官の自己防衛すら認めない人権侵害ともいえる。

では核兵器についてはどうかといえば、これを認める方の根拠は、これは戦争の抑止力になるという。このことについて私はその事実はないという見方をしている。というのもこれまで核実験があった事実はあるにせよ、日本以外でこれが使われたことは一度もない。不思議なことに戦後80年が経ち、その間世界中いたるところで戦争が絶えることはなかったにも拘らず、これまでなぜか日本以外で使われることはことはなかったからだ。見方を変えれば日本以外では使うことの出来ない兵器と言えないだろうか。その証拠に核保有国は大国ばかりではないく、先日まで戦争を続けていたイスラエルも核保有国として認識されている、しかもこれに対峙するハマスは核兵器を保有していない。識者はイランが核を保有している可能性を指摘するが、そうだとしても実際にはなにも起っていない。そう考えれば、日本がこれを保有した場合、その報復として再び核兵器が使われる可能性は、他国よりも遥かに高い確率になると認識するべきだ。

これを例えると日本が核兵器を欲しがることは、生き残りをかけた戦争のためと言いながら真っ先に自からの墓石を用意するようなものである。いやそれよりこれはもっと滑稽な話になる。というのもせっかくの墓石を自分で用意したにもかかわらず、周りにはその墓に花を手向ける人は全く居なくなっているからだ。

ところで、トランプ大統領はロシア、中国による軍縮を望んでいるそうだ。当然このためには日本にも大きな役目があるはずと思うのだが今回ここに日本の出番はないようだ。私は一刻も早くこのような会議に招かれる政府が誕生することを願っている。ということでトランプ大統領の日本に対する次の言葉は、「生まれ変われ日本!」かもしれない。しらんけど・・・・・

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Posted by makotoazuma