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令和 あくび指南

2024年9月12日gallery,ようこそ

2024年 8月7日 幸せに必要なもの

毎年このイベントに行くと幸せな気持ちになる。この日になるとそれまで石の階段でしかなかったスロープがにわかに巨大な観客席に替わってしまう。そしてそこに座って様々な国や地域の音楽に触れていると、音楽の違いは新しい出会いの喜びになる。むしろ違った文化に触れること自体が楽しいのだ。ところで今年の芸術祭は何故かラテン音楽が際立つ印象がある、暑い夜にはやはりこの相性がすこぶるいい。

それではこれほどの幸せを感じるために、私はどれほどのものが必要なのかあらためて考えてみた。すると演奏のための設備は別にして、観客側から見れば、僅かの入場料と投げ銭、そして石のベンチぐらいものではないだろうか。何を言いたいのかといえば世の中に溢れては消えるお金の量に比べれば、私の幸せに必要なお金の量は、いたってささやかなものなのである。それより大事なことはこの場を楽しもうという思いなのではないだろうか。ところで、会場にはこれを組織的に画策し、明らかに函館人のラテン化を目論む人たちがいる、彼らは毎年ステージの前に陣取っては鮮やかにサンバやジルバを決めているのだ。きっとこの様子をみて憧れを持つ者も少なくないに違いない。話は変わるが、昨晩ギターを抱えたチョイスちゃんが単独ステージに登場してきた。これを見た私は、そうかラテンはカッコいいばかりじゃないんだと思ってしまったのだが、どういう意味かはあまり考えていない。

はこだて国際民俗芸術祭 8/11まで

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Posted by makotoazuma