G-BN130W2PGN

お問い合わせ先

mail@makotoazuma.com

 

令和 あくび指南

2024年9月12日gallery,ようこそ

2024年 8月21日 憧れ

アラン・ドロン

この写真はウェキペディアのものだが、確か昔通った床屋にもこのポスターが張ってあった記憶がある。つまり昔の日本人男性は、誰でも彼の姿にあこがれていたのだ。因みに私の世代でこの写真を視て知らない人はいないと思うが、こちらはフランスの名優アランドロン氏の1959年に撮影された写真だ。残念ながら先日の8月18日88歳で天寿を全うされたそうだが、2019年の名誉パルムドール受賞式で観衆の前に現れたお姿は、年を取られてもやはりカッコいいままだった。

ところで、氏はフランスの名優ではあるが、極東の日本でも有名で、太陽がいっぱいという映画に登場した氏の姿は、男性ならこれ以上望むべくもないと思えるほど完ぺきに思えた。その後に見た映画ではレッドサンというスペイン、イタリア、フランス、アメリカ、日本の合作映画で、何故か侍が登場するという異色の西部劇だった。映画には氏の他にチャールズブロンソン氏そして日本から三船敏郎氏が侍姿で登場するという驚きの映画だった。この映画でニヒルでスマートな役のアランドロン氏は野性的な印象のチャールズブロンソン氏と絶妙なコンビでガンマンを演じておられた。とはいえ日本人の私は、この映画で二人の名優に引けを取らない三船敏郎氏の侍姿に痺れていたのだが、私には、この映画のように他文化へのリスペクトを表現して成功している映画は、むしろ稀なように感じている。つまりこの奇跡を可能にしたのは、007シリーズで数々の名作を世に出したテレスヤング監督ではなかっただろうか。

とにかくフランス映画界を代表する名優アランドロン氏と日本文化を繋ぐこのような映画が存在することはとても嬉しい限りだ。因みに日本人は床にベッドのマットレスは敷かない、何故なら日本人は玄関で靴を脱ぎ、居住空間に上がればどこでも寝転がれるように畳を敷いている。

gallery,ようこそ

Posted by makotoazuma