令和 あくび指南
2024年 9月12日 何が真実か?
昨日はアメリカ大統領選の討論会が中継されていた。私はほぼトランプ氏有利に感じていたが、ネットで見かけるニュースではハリス氏有利の見出しばかりが目についた。私がこの討論会でトランプ氏有利と感じたのは、立候補者のビジョンとそれに至るプロセスに可能性を感じることが出来るかどうかだ。つまり議論にもなっていたアメリカのインフレを候補者はどのように捉えているのかについて、トランプ氏は以前からこのインフレがエネルギー高騰によるコストプッシュ型のインフレであることを見抜き、これに対しては国内の石油を掘ることをその答えとしていたが、これに対しハリス氏の答えは原因はともかく、住宅購入資金の支給を公約に掲げていた。
要するにトランプ氏はインフレの原因対策について明確なビジョンを持っているのに比べてハリス氏の答えは、インフレについての原因について答えていなかったばかりでなく、インフレ対策にそぐはない内容の回答をしていたように感じた。このようなやり取りが続いた討論会に感じていたが、これは偏った見方だったのだろう。
不思議なのは、このような討論会の流れを受けても何故マスコミはハリス氏有利の報道を流しているのか、という疑問だった。私が目にした報道はCNNからのものだったが、YouTubeに流れる動画ではトランプ氏優勢の情報が流れている。しかも大差がついての結果で、それほど結果が拮抗する様子はないように感じた。
つまりマスメディアの報道はこれほど多様な認識により流されているということだろう。アメリカ合衆国の大統領といえば人類を滅ぼすことも可能な核兵器のボタンを常に携行する人間だ、その選挙に多様な解釈が許される報道があることは恐ろしいことではないだろうか。
というのも人の命には生きるか死ぬかの選択しかない。果たして何が真実なのだろうか。