続 盾つく虫も好き好き
2026年 4月29日 石油の流れは絶えずして

今朝ほどロイター通信からUAEが5月1日よりOPEC及びOPECプラスを脱退するという報道があった。UAEといえば日本にとってはサウジアラビアに次ぐ石油の輸入国である。因みにUAEアラブ首長国連邦という名称よりも、一般的にはドバイという都市名が馴染み深いかもしれない。というのもドバイは免税を武器に砂漠のど真ん中に金融街や世界有数の観光都市を出現させるという、中東では国を挙げて経済活性化に取り組んできたイメージが強い。
また、オペックといえば石油の価格を牛耳るいわば国家による合法カルテルのようなイメージがある。因みにウクライナ戦争が始まった当初、OPECはそれに合わせるように何故か日量200万バレルの減産を行った。これにより原油価格は高騰しつづけ世界はエネルギー価格高騰に喘いだ。またそもそもOPECはイラクの提唱により誕生した組織でもある。このような流れからいえばUAEのOPEC脱退は原油価格安定に貢献するのではという期待が持てる。
因みに石油連盟情報ライブラリーによると日本の石油輸入先はUAEが筆頭で輸入原油の43.6%に上る、しかもUAEはパイプラインにより原油をホルムズ海峡を通らないフジャイラ港から運ぶことが出来るのだ。とはいえ、サウジをはじめ残りのほとんどは、やはりホルムズ海峡を通るタンカー輸送に託されている。そして石油に関するニュースがもう一つあった。それは、ホルムズ海峡を日本の出光丸というタンカーがイランの許可を得て通過したというニュースだ。このニュースで私が頭に思い浮べたのは「海賊と呼ばれた男」という岡田准一主演の映画だ。この映画は百田尚樹氏の小説を基にしているそうだが、監督はゴジラー0.1を監督した山崎貴である。この映画を視れば、現在イランがことさら日本に便宜を図ってくれたのも納得してしまう。とはいえ、この舞台には出光佐三はばかりではなく超有名な政治家も関わっているのだが、後にこの政治家は飛行機とスヌーピーで政治家生命を閉ざされてしまう。そう思えばこの話題もきわめてアンタッチャブルな話題のようだ。因みにこの事件が明るみに出る前年の原油輸入国トップはイランだった。
このような状況を踏まえて国内の状況を見ると、マスコミが盛んに煽る石油関連製品の使用制限については、それほど危機的状況なのかという思いになる。というのも輸送が途絶えた分、原産国は石油を備蓄する必要に迫られてしまうからだ。だとすれば、これを備蓄する限界が、海峡封鎖の限界になるはずだろう。つまり石油はこの世から消えてしまうことはないのだ。だとすれば、うかつに、石油の使用に制限を加え経済に損害を与えるよりは、ホルムズ海峡の安全な航行をまもることに集中する方が遥かにメリットは大きいだろう。
その為にも憲法の改正は急を要する。いまここで憲法の、体裁がどうの文体がどうのという問題ではない、なんでもこの憲法作成にアメリカ人は一週間とかからなかったそうだ。だとすれば日本は70年もの間何をしてきたのかと言う事になる。しかも現憲法に対する問題点はハッキリしているはずだ。ようするに国軍が国民の生命財産を守ると言う事が現憲法により否定されている限り、日本は国際貢献に参加出来ない、このような状態で国連の常任理事国入りなどは、お相撲さんがまわしを付けずに土俵に上がるようなものである。或いは国が国民に対し海外渡航を許可したとしても、現状では、その安全を保障する術を国は持っていないのである。この状態で拉致問題などを議論しても解決の見通しはつかないだろう。