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続 盾つく虫も好き好き

2026年2月21日ようこそ

2026年 2月21日 不死鳥

先ほど偶然「少年H」という映画の配信を観た。偶然なので視たのは映画の途中からだ。その時飛び込んできた場面は、年端もない子供たちが学校で軍事教練を教えられるところで、このような場面が展開するにしたがい子供の制服が軍服に替わっていった。この映画はひと頃よくテレビで見かけた妹尾河童氏の私小説を映画化したものだ。氏は洋服店を営む熱心なプロテスタントの家庭に生まれた。その両親役で水谷豊氏と伊藤蘭氏が共演していた、残念ながらこの映画には防空壕で歌う朱里氏の姿はなかった。

さて映画の幼き主人公は、敬虔なキリスト教徒の家庭で育ちながらも、世の中は移ろいどんどん戦争一色の世界に巻き込まれていく。この映画ではこのような過酷な環境で変わりゆく大人たちの心模様を鋭く描き出す。一見すると戦争の狂気をえぐる反戦映画のようにも受け取られるが、作家が表現したかったのは世の中がどれほど壊滅的な状況にあっても、そこから新たな価値を見出し復活していく人間のたくましさのように感じた。つまり映画の最後に登場する不死鳥こそ妹尾河童氏が描きたかったメッセージではないかと思うのだ。

さて、戦争といえば、巷では現政府から憲法改正の発議があるのではという噂がある。私はこれこそ今回国民の意志であり、自民党圧勝の要因だろうと思っている。というのも選挙前から高市総理は国の存立危機に対して毅然とした態度で臨むという意志を示し、いかなる外圧にも一歩も引かない態度を国民の目の前で執っていた。今回の選挙は、この状態からの総選挙であり、その結果に疑問を挟む余地もなく、むしろこれが覆ることの方が民意に背くことになる。

とは言えこのことを「これは戦争容認だ」というプロパのほうが、国民に対する欺瞞だと思っている。というのも国連加盟国198か国中軍隊を保有しない国はきわめて僅かで、保有しない理由も平和のためというより国の成り立ちや規模による物理的理由による。それに引き換え日本は、GDPでも世界4位でG7という経済でも世界の主要を成す国として認識されている。これほどの国が軍事的に独立性を保てず、国際的な発言力が弱められていることは、日本に平和的国際貢献を期待する国々にとっても歯がゆく思われているに違いない。要するに日本は自国の規模と、自国民の認識にズレがあるためこのような事態を気づけないのだと思っている。

ところで、日本の世界貢献といえば近代の話しかと思ってしまうが日本の国際貢献は意外と歴史がある。というのも大航海時代といわれる時代世界列強がアジアに進出してくる中、日本も南シナ海からインドネシアに至る地域で海上貿易の安全に貢献していたという歴史があるらしい。いわゆる御朱印船貿易で日本はこれにより海賊の取り締まりなどに積極的に貢献し、この地域の各国から強い信頼を寄せられていたというのだから興味深い。ではこの当時の日本といえば豊臣兄弟で描かれる戦国時代に当たる。この当時ポルトガル人が漂流して種子島に鉄砲が持ち込まれ、早速その有用性に気付いた日本は、直ちにこの鉄砲をコピーして、翌年には3万丁を備えるまでになっていたという。つまりこの時すでに日本は西洋をしのぐ軍事力を備えていたのである。何を言いたいかといえば軍事力を保有することが、直ちに戦争に繋がるというのは、あまりにも短絡的な考え方で、古来から日本人は武力を保持しつづも、それを平和貢献に使う術を心得ていたと思えるのである。

さて、今回の憲法改正により期待することは日本の軍事的な独立である。私はこれによりようやく戦後の日本から日本は成人することが出来るのだと思っている。つまり、このようなもろ刃の剣とも成り得る軍事力を手にすることは、それによる失敗も自らの責任においてコントロールできるという宣言に他ならないのである。これによりようやく日本は主権を取り戻し、国際舞台に不死鳥のように蘇ることが出来る。

 

 

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Posted by makotoazuma