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続 盾つく虫も好き好き

2026年2月25日ようこそ

2026年 2月25日 繋がり易さか使い易さか

携帯電話というものが世の中に普及し始めた頃、日本の家電メーカーもこの開発に鎬を削っていた。それと同時に電波通信の規制が緩和され、NTTが握っていた電話通信事業も、無線による移動通信が主流になり様々な企業がこの業界に参入してきた。そのためこの業界は当時は今以上に厳しいシェア争いが続いていた。今思い返しても当時の各社は少しでも他社より有利な特徴をアピールすることに余念がなかった。当然当時は、この勝負これまで電話通信事業を一手に握っていたNTTが圧勝かと思っていたが、そうは問屋が卸さなかった。NTTは日本全国張り巡らされた電話事業で得た様々な施設を利用し通信可能エリアをいち早く広げ、その優位性を誇っていた。

ところがまもなくその優位性が揺らぎだすことになる。なんと、ビルなどの施設内や地下道などで通信が途絶えてしまうことが頻発した。ところが遅れて参入してきたはずの企業が提供する通信サービスは何事も無く繋がっていたのだ。これは、通信可能エリア拡大こそ通信サービスだという思い込みが招いた落とし穴だろう。さらにこのような思いを募らせたのは、電話勧誘時の担当者が不慣れで、不器用なイメージが拭えなかったことだ。ようするに自分の思い以外の事には興味がないという印象で、私には、高倉健さんか吉永小百合さんくらいの違いに思えた。

さて今日こんなことを思い出していたのは、朝の経済番組にあったフォルクスワーゲン社の話題に因む。なんでも売り上げが低迷するフォルクスワーゲン社はその状況を改善する為に、今回初めて訪中するドイツのメルツ首相と共に中国への売り込みを強化するという話題だ。そのため政府はさらにEV化を促進する為補助金を出し続けるそうだが、この話、他国の話だが先が思いやられる。というのもドイツは果たしてエネルギー政策に目途がついているのだろうか。現在のドイツといえばすでに原発は廃止になり、そのうえ脱酸素化を未だに推し進めている状態なのである。ではどこから電気エネルギーを得ているのかといえば、お隣の国フランスの原発で造られた電気を買っているのだという。私などは、そんなことをするより早くウクライナ戦争を止めてロシアのガスを安く買った方が安上がりだと思うが、そうはしたくないらしい。因みに中国といえば現在イランに対し超音速対艦ミサイル売買の噂があるらしい。つまり、このタイミングで首相が訪中し企業の売り込みを図るというのは、現在イランに空母を派遣しいるアメリカとは溝が出来ないだろうか。そればかりか、日本と中国とは現在起こってもいない有事について一方的に外交問題にされ、これにより多くの日本企業が撤退を余儀なくされるという、大変な損害を被っている。

因みに中国の事情についてもこの番組で触れられていた。そこで興味深かったのは、中国ではすでに自国製の自動車が人気なのだという、その理由として紹介されていたのが、中国製の自動車に搭載されるIT技術がドイツ車以上に充実しているそうだ。確かにこれまでドイツ車といえば世界のモータリゼーションを牽引する存在だった。ところが、現在の中国人が求める自動車とは、IT技術を利用した幅広いコンテンツによる快適性なのだそうだ。

つまり、早やさや操作性などの走りを楽しむ文化よりも、彼らは移動中の居住空間をいかに楽しく過ごせるかに重きを置いているようだ。このような番組を見て、私は嘗て日本の移動通信社が、初めは確固としたインフラを備えていながら、時が経つにつれどんどんシェアを失っていった経緯と重ね合わせていた。こう見ると海外勢のITソフト開発能力には大変な脅威を感じてしまうが、だからといってドコモは未だ日本ではトップのシェアを維持している。というのも、ドコモは震災時に見せつけた緊急時における通信力の強さがあるからだ。つまり、いざという時の強さはそのままで、普段はユーザーの思いにどれだけソフトに寄り添えるのかということが企業の生き残りに必要になる。これを具体化すると吉永小百合と高倉健の二人羽織となる、やっぱりこれは不器用じゃできない相談だ。

 

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Posted by makotoazuma