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 今日のできごと

2021年9月14日gallery,今日のできごと

 

2021年 2月15日 何度聞いても涙があふれる音楽

 

 

 1992年 チェルビダッケ指揮 ベルリンフィル ブルックナー7番 いろいろ訳アリの天才。その風貌はマフィアのボス、しかも毒舌という落ちが付きます。とにかくこだわりが凄い、ドキュメンタリーなどのインタビューでもまるで哲学者か悟りを得た禅僧のような受け答えをしていました。そのうえ実直で彼の理想から外れた道はこの世に存在しません。

 

 このような方が、オーケストラのトップになってしまったら、たぶん私なら、そうそうお暇をいただいていたかもしれません。それが由緒あるベルリンフィルでのことでした。

 

 そして、彼の後を引き継いだのがヘルベルト・フォン・カラヤン、まさに、太陽のような存在です。彼のおかげでレコーディングに演奏会など、ベルリンフィルはどんどん潤ってゆきます。あのCDのフォーマットもカラヤン指揮の第9を1枚に収めることが条件だったようです。それほどカラヤンの指揮は世間に受け入れられていました。

 

 ところで本日の主人公チェルビダッケさん、カラヤン氏とは真反対の性格、最後まで音や演奏にこだわり、その基準が満たされないとわかると、レコーディングなど頑なに拒んでいました。

 

 その為、楽団員とそりが合わず、名門のオーケストラを後にすることになります。そこまでややこしい性格でもやはり彼は天才です。聴衆にとっては魅力的なヒーローなんです。後に大統領の要請で、ベル リンフィルを指揮することになりまが、この時の動画をテレビで放送していたのをたまたま私は録画していたんです。その時はチェルビダッケについて何の知識もなかったんですが、画面から只ならぬ緊張感が伝わってきました。そしてその緊張感は、チェルビダッケの理想の音楽へとどんどん導かれてゆきます。やがてオーケストラは一つの生命体のように頭の先からつま先まで一つの意識に繋がってゆくようです。それは奇跡のような感動を私に与えてくれました。それこそ何度聞いても涙を流すほど感動的な演奏でした。

 

 

 

 

 

 

 

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Posted by makotoazuma