デッサン教室 画伯からの脱出
線はないけど輪郭はある
またまた出ました意味不明。でも真面目な話なんです。皆さん影って見たことありますよね、では線を見たことはありますか。「ないわけないだろ!!」この辺まで来ると喧嘩ごしにもなりますよね。では線には幅ってありますか。って質問してみました。もし縦×横があったら面ではないですか。ややこしいですね。何を言いたかったのかといえば線としてとらえているのは、面と面が接するところ、もしくは面と空間が接するところです。私は普段、立体の物と平面の物はすぐに見分けがつくのですが、皆さんは如何ですか。「今日はなんか絡むね、どうしたの悩んでんのかい。」そうではなくどうやって人は立体とか奥行きを認識するかなんです。「それは、目玉が2つあるからなんでしょ。」正解です。「よかったよかった、やっと次に行けそうですね。」まだです、問題はこれからです。では、写真を撮るときカメラのレンズはいくつありますか「一つです。帰っていいですか。」もうちょっとですから下の図を見てください。目玉2つということは遠近法で行くと消失点が2つ出来るということで、微妙にズレた絵が2枚できるということです。人は2つの絵を頭の中で構成し直して立体と認識します。
「それがどうしたんですか。」つまり頭の中に2つの図があるとデッサンの時、どちらの図を基に描いているのか判らなくなるということが起きます。「そんなこと思ったこともなかったけど、どうすれば混乱しないようにできるの。」それは片目を瞑ることです。「それだけですか、それだけのためにこんなに時間をかけたんですね。」そうです人によっては絵を描くなんて恐怖の対象でしかないと考えている方もいるのですよ。「いつになったら鉛筆を使うんですか。」そんなに急がなくても大丈夫ですよ。そもそも、ここを閲覧されてる方が絵を苦手にされる筈が無いじゃないですか。よほど絵にご縁のある方でなければこんな深いところまで来ませんよ。ですから私のペースでやらせてもらいます。*特に自分の手を描いたりするときは、どちらの目で描くのか決めておいたほうが良いですよ。ご高覧戴きありがとうございました。