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デッサン教室 画伯からの脱出

2020年7月26日ようこそ

デッサン教室 線をつかって

いつもご覧いただきありがとうございます。先ほどユーチューブで他所のデッサン教室観てきました。予想通りダンスのような鉛筆裁きとどんどん絵が出来上がってくるところは魔法のようですね。それに引き換えなんですよね。私のやらんとするところは、全く私の解釈なのでご利用は自己責任でお願いします。で、さきほど魔法のようなと云ましたが、私にとっては謎めいた部分、理解できていないところを魔法のようだと言っています。なので、誤解のないような表現、どなたが聞いても理解できて、再現することが出来るよう努めてまいりたいと思っております。今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

 では、始めます。私はデッサンをトレースモデリングの2つの技術で成り立つと思っています。トレースの意味は輪郭をなぞるとかコピーするという意味です。モデリングは陰影によって立体を表現すること、この2点が出来ればデッサン卒業と思っています。あとは到達点をどこに置かれるか鉛筆の線だけでも力強い表現はいくらでも出来ますので自分の満足のゆくまで探求されればよいのかと思います。

 やっと線描の話です。まず対象を画面に写し取るときに、対象のおさめ方を決めなければならないんですが、これが構図です。構図は表現に直接かかわってくるところです。絵を見た時の印象を支配してきますので、本当は大事なところです。で細かく言えば線の向きによって鑑賞者の視線を誘導していくことができたり、影のでき方で絵の印象が決まってきます。実際のデッサン教室では自分がどこに座るかで影の見え方が違ってきますので、思い入れのある方はデッサンが、始まる前から走り回ります。構図についてはスマホでどんどん写真を撮って勉強できるので、最近悩む方は少ないのかと思います。

《対象の輪郭を画面にトレースする》

トレースの方法ですが一番簡易で楽なのがグリッドを使う方法です。西洋の画家はよく使っていたようです。あのゴッホも自分で使うだけではなく他人にも推奨しています。西洋人の写実に対する執念はこれですみません。カメラオブスキュラというカメラの先祖のようなもので、映った映像の輪郭をなぞたり、あの大画家フェルメールは部屋自体を暗箱にして映像を写し取っていたようです。何を言いたいのかといえば大画家といわれる画家もデッサンには苦労されていたし、使える道具は躊躇なく使ったようです。逆にいえばそれだけ輪郭を捕るって難しいってことなのです。私は正確な輪郭が取れれば、対象の構造は理解していなくても、何とかなると思っています。それより対象の構造を頭で理解することで、言葉には出来るけど、絵には出来なくなる心配のほうが大きいと思います。つづく、思った以上に進みません。皆様のご健勝をお祈りします

ようこそ

Posted by makotoazuma