今日は好日
2021年 9月16日 秋深き
「秋深き隣は何をする人ぞ」松尾芭蕉の有名な俳句です。病床の芭蕉が句会の断りに送った俳句だそうです。
病床で臥せっていると隣家の物音に気をとられて、その様子を窺っているのですが、家のすぐ隣であっても病床に一人臥せっている自分には伺って確かめるべくもないほど体力が衰えてしまった。寒さも忍び寄る秋の深まりに心細さも極まっている。そんなやるせない思いを感じます。とこれは私の勝手な解釈で人それぞれいろんな解釈があるようです。
言葉の世界も余白があると受け手はそこで自由に心を遊ばせることが出来ます。良いものにはそんな広がりがあるようです。