ヨッチャンはかせ
ヨッチャンはかせの発見
ヨッチャン博士は毎日いそがしい、今日もおうちの前でありの行列にでくわした。
良くみると、ありはみんな口に何かをくわえている。 ヨッチャン博士が,ありが来る方をたどってみると、ありは何かの周りにびっしり集まっていた。
それはきのうヨッチャンがつまづいて落としたクッキーだった。「ありはクッキーが好き」ヨッチャン博士は、すぐにノートに書きとめた。
ところが、こんどは「ありはクッキーをどこに運ぶんだろう」と不思議になった。そこでヨッチャン博士はありの行列をおいかけた。
するとありは、えんぴつのしんほどの小さな穴に、吸い込まれるように消えていった。
ヨッチャン博士は、ついに発見した。「これがありのお家だ」
ところが、ヨッチャン博士は、またすぐに考え込んでしまった。
ありの家族って何人いるんだろう。誰がおとうさんで、誰がおかあさんんなんだろう。