今日は好日Vol.2
2023年 1月25日 どうするサハリン?
今朝の日本は記録的な寒波に見舞われているが、そんな中でも暖をとって平和に暮らせることは幸せなことだと思う。ちなみに現在、日本はロシアと共同でサハリンにおけるエネルギー開発を行っている。原油に対する開発と天然ガスに対する開発だ。確か昨年の11月に経産省も参加するこれらの日本企業は株主総会において出資を決めたはずなのだ。昨年の戦争が続いているさなかでの決定なのだが、これからの首相の動向によっては微妙な展開が予想される。このような危険な状況にたいし、海外企業は一早く撤退を表明していた、このような状況で企業の判断が甘かったために企業の撤退が遅れたと言うことはできない。このような経過を見ると、この事業の成否は首相の判断によるとされても仕方がない状況にある。 ちなみにこの事業に対し民間企業はすでに5000億円以上の出資を行っている。もしこの事業が失敗に終わった場合、一体この損失は誰が責任を負うことになるのだろうか。これも増税で補填されることになるのだろうか、このように国際的共同開発には常に相手国の信用度や地政学的リスクが伴う、だからこそ経済交流は紛争に発展させないための抑止力に成りえるのだ。 ところがその抑止力も常に日和見的な国を相手にしていては信頼関係など築かれるはずもないのである。自国の安全は自国民で維持するという当たり前の理屈に国民は目覚めなければならない。