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新日本を護るために

2024年11月21日gallery,ようこそ日本を護るために

2024年 9月11日 ディスクロージャー誌と選挙活動

選挙といえば必ず誰が成っても世の中変わらない、というような言葉を耳にする。正直、私もついこのような気持ちになる時がある。どんな時かといえば、自分が推した政治家が全く公約を果たさないときだろう。とはいえその公約が果たされる可能性がある政治家かどうかの判断は、やはり一票を投じる有権者の責任なのだ。

そもそも政治家の身分とは特殊なもので、一般人が公衆の面前で有りもしないことを吹聴して周れば、最悪逮捕ということもあり得るのだが、選挙に立候補さえすれば、そんな事態に陥ることはない。とはいえ供託金のことを考えなければの話しなのだが、そこまでしても、世の中には何かをやらかしたい人たちがいる。

そのいい例が都知事選のポスター案件だろう、これを選挙を愚弄するものだという見方もできるが、一方、選挙制度への一石を投じたという見方もできる。これについての受け止め方は、有権者が選挙をどのように捉えているのかという違いになる。というのもこれによってメディアに取り上げられない立候補者は、ただでさえ限られる機会の中で自分をアピールする機会をすっかり失ってしまった。結局TVに取り上げられる頻度が、そのまま得票数に現れてしまったという感がある。つまりマスメディアの恐ろしさはこのような場面で、絶大な威力を発揮するのだ。

とはいえやはり国民が政治家に期待するところは、公約がその通り果たされるかどうかにかかっているだろう。ところが今の選挙は公約すらどうでもいいような、薄ら寒さを感じてしまうる。それではどのようにしたら実行力のある候補者を選ぶことが出来るのか、一番はっきり言えるのは、過去の実績であり、候補者が現在どんな仕事に取り組んでいるのかということに尽きる。このことを見るだけで、この候補者は心にもないセリフを言っているだけの人なのか、これまで本気で仕事に取り組んできた人なのか良く分かる。

このような視点は選挙を単なるお祭りにしない為にも是非必要なことではないだろうか。ということは国営放送に近い放送局は現政権の閣僚が取り組んでいる政策を国民に知らしめる必要があるだろう。これにより各大臣は直接国民に向けて報告できる番組によって定期的に積極的なディスクロージャーの義務を果たすことが出来る。確かにこれまでも政治討論会のような番組はあるにせよ、大臣として報告という趣旨にはなっていないように感じる。このことで国民は政治家の仕事ぶりをTVを通して知ることが出来るのである。つまり表面的な自己アピールよりも国民が政策に関心を向けるための努力が必要なのではないだろうか。

さてここまでで私は何を言いたいのかといえば、確かに選挙となれば自分の名前を売り込むことが選挙結果に影響をもたらすことは間違いがない。とはいえそれより大切なことは、有権者がいかに政府の政策に関心を持ち、継続してその政策を支持してもらえるかが、選挙の争点にならなければならない。真新しいことだけが選挙公約になるというのは間違っている。要するにこような下地が国民になければ、政治家がどれほど立派な政策に取り組んでいたとしても、些細なスキャンダルによって政策は潰されてしまうのである。それよりも政策に多くの国民が関心を向けるとによって、何よりも政権の安定と継続的な国民の支持を得ることが出来るのだ。そうでは無く、今後もこれまでのように目先の票集めだけを優先していれば、政党は今後もマスコミの影響を無視できなくなるだろう。それよりも、時間はかかるが、政策と実績をアピールすることが、唯一国民の支持を繋ぐための仕事になるだろう、それには国政についての理解を深めてもらう努力が必要だ。金のかかる選挙の根本には国民の政治への無関心がある、これを是正するためには国政レポートなどの活用は、国政に国民の関心を向けることに他ならない。総裁選に限らず、このような取り組みは各大臣が率先して取り組むべき施策ではないだろうか。