新日本を護るために
2024年 7月24日 核心
私が何故犬法改正に拘るのか、それが日本が抱える問題の核心だと思うからだ。特に犬法9条の戦争の放棄についてだが、人によっては戦争放棄という条文により、世界的にも稀有な平和憲法と捉えるのが、我々日本国民が義務教育で教わるところだ。ところで私はこの犬法を日本を滅ぼしかねない悪法と捉えている。今日はなぜ私がそれほどねじ曲がった考えを持つのかを述べてみたい。
初めに戦争の放棄は日本の周辺国にとって様々な利害関係を生むことになる。単純に軍事的対立の想定される国に対してこの犬法は大変望ましい法律なのである。なのでこの犬法を維持することは日本国民が願う以上に周辺国は願っている。その一方、このために出来た日米安全保障条約は、周辺国にとって日本軍の誕生よりもさらなる脅威を与えている。何しろこれにより、世界最強の軍隊による前線基地が日本に誕生したのだ。昔これを例えて不沈空母と言った海軍出身の総理大臣がいたが、平和憲法の中身を見れば、これが現実の姿といわざるをえない。要するに日本は戦争を放棄したというよりは、世界一強力な空母打撃軍と核兵器を併せ持つ軍隊の全線基地になることによって平和が維持されてきたということなのだ。つまり今更これに目くじらを立てなくても、現状のままでいいのではないかということになってしまう。
とはいえこの日米安保には、その陰に隠れたもう一つの側面がある。それが総裁選に立候補した石破氏が出馬会見で述べた日米地位協定というものだ。これは日米合同委員会とも呼ばれ、ここでの協議はこれまで新聞にも何度か取り上げられているのだが、不思議なことにアメリカと日本それぞれの政策について協議する場という以外、その立て付けがどのようなものか公のものとはされていない。噂によると、これは他国籍軍と省庁との談合のようにも聞こえる。なので場合によっては大統領や総理大臣でさえ勉強不足の状態にされてしまうのだ。
そればかりか、ここで伝えられる要望を日本政府が覆した例を私は知らない。このような視点で見ると、なぜ日本政府が、国民や日本企業に対しこれほど厳しい態度をとれるのか理解でる。とはいえこれを日本だけの特殊な事情と捉えるのも早計だろう、不思議なことに地球の裏側にあるドイツでもVW社が解雇容認の方針という、誰かが言っていた公約のようなことがすでに決定されたと伝えられている。世界史に残る徒弟制度確立の地でこの有様なのである。つまり日本の総裁候補はこのようなグローバルな視点ともリンクした発言をしていたことは、今後の日本が辿る道になるかもしれないのである。
話しが込み入ってきたが、私は他国籍軍が日本の政策に要望を飲ませる環境が、現在日本が抱える問題の核心だと思っている。なのでこの環境を是正するためには、日本は自国民の力で自国を防衛するという決意を固める以外ない。これにより日米安保を見直すことで、これ以上他国籍軍の駐留を認めるべきではないと私は考えている。これがなければ日本人の健康どころか、日本人は衣食住の全てを失いかねない、おっと、最も大切にしなければならない日本の魂を忘れるところだった、それほど危機は迫っている。