新日本を護るために
2024年 12月14日 偉大なる選択
毎日新聞の記事に7日フランスで行われたトランプ次期大統領とゼレンスキー大統領、マクロン大統領を含めた会談においてトランプ次期大統領はウクライナのNATO加盟は支持しないとの立場を表明した。さてこの表明がどのような意味を持つのかといえば私はウクライナ戦争の終結が近いと感じている。というのもロシア側からすればそもそもこの侵攻は、ミンスク2合意に示されているウクライナのNATO不参加の条件が守られない可能性が出てきたために始まった侵攻だったと認識している。
このことについては、ウクライナ侵攻前の2021年11月にプーチン大統領はバイデン大統領に対しウクライナのNATO加盟を認めないよう確約を求めたとあり、この確約がとれないことにプーチン大統領は激怒していると新聞記事に載っていた。このために双方で100万人に上る命が失われたかと思うと残念極まりない。そればかりか長距離ミサイルの応酬がこのまま続けば欧州全体が火の海に包まれても不思議ではない。それほど今の世界情勢は、一発触髪の緊張に包まれているのだ。そんな中、この悪夢のような状態に終わりが近づいた事は人類の光明と言うよりない。
あらためてトランプ次期大統領の不屈の精神と、大統領選を勝利に導いたアメリカ国民の偉大な選択を私は称賛してやまない。それに引き換え日本の状況はこれが民意の反映なのかと目を疑ってしまうほど心細くなる。というのも、もしこのまま現政権の政策を進めれば、その先にある日本の姿は日本文化の消滅しかないように感じる、つまりこれまで日本人が歴史的にも美徳として受け継いできた文化が、これらの政治家によりことごとく失われようとしているからだ。
例えば日本の戸籍は律令制の誕生と共に営々と今日まで受け継がれてきたものである。このような官民一体の文化は世界的にもまれなもので、このことは、皇統という国の象徴失くしては存在しえなかったものだと思っている。我々日本人はこの在りようそのものが、尊い日本の姿であると認識している。そのためにたとえ戦争に負け、これにより家族の命が失われようとも日本人としてのプライドだけは失ってはならないものと認識してきた。ところが現政権は、世界平和や国の経済、国民の安全のことよりも何故か夫婦別性という誰も望まぬ制度の実現に躍起となっているのだ。
先日TVで偶然西郷隆盛の特集があった、改めて現代人と比べれば同じ日本人とは思えないほど精神性の差があり、かえって絶望感が漂ってきた。とはいえ日本には神功皇后による奇跡的な歴史も知られているところだ。とはいえこの危機を乗り切るためにはもはや神頼みよりないと思うのは、私だけだろうか。