続 盾つく虫も好き好き
2026年 5月9日 パレード

本日ロシアでは対ドイツ戦勝利を祝う81回目のパレードを行うそうだ。当時のドイツといえば、日本の同盟国であり、これを祝うのは多少複雑な思いになる。とはいえ、日本用には9月3日が用意されているようだが、この時の降伏文書調印式の当事国となった国は、どこにもいないではないかというのが私の思いだ。さて今回はウクライナ戦争只中でのパレードで、パレードの内容も軍用車両などの参加は見送られたという、このことを捉えてマスコミはロシアが弱ってる証拠だなどと、まるで火に油を注ぐような論調なのは腹立たしい。とはいえ、ロシアは冷静にこの間の停戦を通告し、これに乗じて攻撃を行った場合はキーウに駐在する西側大使館に向けミサイル攻撃を行うという事前通告をしたようだ。
一体なぜロシアはウクライナの大統領府を攻撃するという通告ではなく、西側諸国の大使館なのかといえば現在ロシア政府の認識はそうなっているというしかない。では、万が一にでもこの停戦が破られた場合、西側諸国はこのことをどのように捉えるのだろうか、これまでの戦争の経緯では、ミサイル攻撃をウクライナ側から仕掛けていてもこれを問題視されることはなかった。何故ならウクライナ戦争はロシア側の一方的な侵略から始まったと認識されているからだ。とはいえ武力侵攻の前に挑発行為があったと認められれば、実際の武力侵攻も一方的な侵略行為にはならないのが国際ルールだろう。このようなジャッジがどこかの時点でなされなければ、国際紛争は結局武力の優劣だけが決めることになりかねない。現在、日本政府が法の支配を望むのはそういう秩序のことで、そのためには、いつまでも高みの見物ではいられない、どうしても自分の足で土俵に立つ必要がある。