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続 盾つく虫も好き好き

2026年5月13日ようこそ

2026年 5月12日 内心の自由はどこまで自由か

憲法19条には思想及び良心の自由が保障されている。とはいえ、これが公共の福祉に反しないということが、あらゆる法律の前提にある。

ところが朝日新聞の記事によると「男性にも女性にも当てはまらない「ノンバイナリー」の人が、「長女」とある戸籍を性別を明らかにしない記載に変更するよう求めた審判の抗告審で、大阪高裁(大島雅弘裁判長)は、男女以外の記載を認めない戸籍法の運用について、法の下の平等を定める「憲法14条の趣旨に抵触するもので是正すべき状態」と判断したことが5月11日、関係者への取材でわかった」とある。更にこの記事によると 裁判官はLGBT法案などの考え方を参考にしたのではないかと書かれているが、要するに個人の思いが社会に影響をお及ぼすことを認めたという判断に違いがない。

さてこうなると個人の思いは現実社会と密接に関連することを認めたということで、場合によっては個人の心情まで社会的制裁の対象となりかねない。そもそも法律に内心の自由が保障されたのは、外側からは推し量ることのできない個人の心情を拷問や強制的な洗脳から護る仕切りとなった。ところが、このような判断により内心の在り様が社会に影響することを認める事になれば、場合によっては自由でいられない可能性が出て来る。

ところで、男女性が社会的影響を与える情報であることは紛れもない事実で、特に生命保険などの保険料の算定には重要な情報となる。なにしろ男と女で平均寿命が10歳も違いその差は年々開く一方で、このような世界に個人の思いが挟まる余地はあるのだろうか。或いは医療の現場においても救急時の搬送時には受け入れ先にとって男女差の情報は、やはり一刻も早く知りたい情報になる。

こんなことを素人が云わなくても言うまでもないことなのだが、立法府の決めたLGBTQ理解増進法案に鑑みれば、判事はこのような判断をせざるを得なかったのだろう。この法律を無理やり通したお陰でそれまで自民党を支持してきた岩盤支持層は一気に自民党から離れてしまった。とはいえこの流れは日本だけのことに留まらず、これまでEUが頑なに推進してきたグローバリズムに行着く。

因みにグローバリズムに関連する話題で、レアアースについての記事があった。3/18の47NEWsの記事だが沖ノ鳥島の深海底資源採掘成功に因み首相が「これから日本はレアアースに困らない」との発言について専門家は「いい加減にしろ」といったという首相の発言を非難する見出しがあった。記事を読んでみると、インタビューに答えた専門家は採掘は出来ても採算が合う状態に出来るかどうかは今後の課題だと言っていた。つまり、このような深海底資源採掘の成否は、これまで供給先だった中国産レアアースと比べて採算が合うかどうかに掛かっているという。では、なぜ中国産レアアースが安価に供給できるかについて、この記事には気になることが書かれていた。というのは中国産レアアースは露天掘りの鉱石から採掘できることから採掘コストが安いという理由の他に、レアアースの重金属を安全に精錬するためには、かなりのコストが掛る筈だという。ところが、中国産レアアースはこのコストをほとんど掛けていないというのだ。これは専門家が現地を視察したうえでの意見なので重要だ。何を言いたいかといえば、レアアースの需要がこれほど高まっているのは、クリーンエネルギーと云われるEV化を進めるためだ。そのため各国政府は、補助金を出してまでEV自動車や太陽光パネルの設置を推進している。ところが、この記事を読めば重金属処理にはまったくコストが使われていないというのだ。

此れが本当であれば環境保護のためと言いながら、重金属汚染についてはあえて不問にしているという疑いを持ってしまう。因みに日本でも重金属汚染の怖さは他人ごとでは済まされない状況で、先日も水俣病に関する訴訟が今も続いているという。そればかりでなく、明治初期にも秋田の銅山で環境汚染が問題となり、イネに放射線等の処置が施されたという話題もあった。つまり重金属の汚染は空気の汚染に比べさらに深刻な状態になる。この記事を読むと、本当はこのことを専門家は訴えたかったのではと思ってしまった。それにしてもクリーンエネルギー化によるレアアースの需要とは、これほどいい加減なものなのかと思うと悪意さえ感じてしまうのである。これからも環境保護を問題にするのであればレアアースが安全な方法で処理されているものなのかどうか国際的な環境保護団体は厳重に確認すべきだろう。水俣病の被害は海に流れた重金属を小魚が食べその食物連鎖によりどんどん濃縮がすすむ。つまり重金属汚染には、知らないうちに徐々に被害が広がる恐ろしさがあるのだ。何しろ風が吹けば日本の空さえ黄砂で霞むのである、対岸の火事では済まされない。

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Posted by makotoazuma