2023年 冠水と街の記憶
自分の記憶には冠水の記憶はない、ところが私の細胞には、そんなこともリアルな感触として残っているように感じることがある。心理学の世界では肉体を超えて、深層心理は無意識の世界と繋がっているといわれるが、そんなことがリアルな感覚として感じる ...
2023年 系譜
過去 現在 未来 過去は現在と明らかに繋がっている。また未来は必ず現在を起点として始まる。
時間という概念の世界には、当たり前のようだが現在が欠かせない。ところがこの現在というのが問題で現在は誰しも実体として認識はできるが ...
2023年 宇宙の記憶
私はすべての実態がここにあると思っている。それはあらゆる経験、あらゆる事象、また生命としての思考や感情の変化なども含めこの蓄積こそがこの世のすべてだと思っている。ゆえにその記憶には何の優劣もなく、ただ一つの存在に収斂していく。 ...
2023年 和歌 日照
「日が照らす 波風騒ぐ磯浜に 心の温(ぬく)む ありがたさを知る」
和歌には日本の心が詰まっている、とくに万葉集からは当時の人々がどんな思いで暮らしていたのか思いをはせる ...
2023年 心の旅
夜空といえば一番思い出すのが、何故か銭湯の帰り道だ特に冬の夜空には巨大なオリオン座が良く目についた。
中でもベルトの当たる三ツ星と、赤いベテルギウスは50年ほど昔の記憶にもかかわらずハッキリ記憶に残っている。銭湯から家まで ...
2023年 とある雪の街
冬の北海道は切ない、雪が続くといつまでも雪かきが終わらないからだ。特に高齢者にとっては厳しい季節と言える。
うっかりすると家の玄関を雪が塞いで、外に出ることさえ困難になってしまう。困ったことにこれは北海道だけのことではなく ...
2022年 尖った翼
一面の銀世界
静寂で混じりけのないその世界には何者をも寄せ付けない厳しさがある
その白き世界は純粋で震えて身を寄せ合うもののことなど意に介すことはない
そんなことは血の通 ...
2022年 手紙
手紙は人の思いを伝えてくれる、ただそれだけならデジタルの世界でも十分そうなものだが、手紙が伝える思いは文章だけではない。そこにあった時代の空気まで届けてくれる。そして封筒や便箋の色形、切手のデザインにまで差出人の思いが映し出されている ...
今日は好日Vol.2
この投稿では、今まで同様、心に浮かんだことをなるべくそのままのタイミングで投稿したいと思っています。このことで何を表現したいかというと、その瞬間ただ自分の中から湧き起こ ...
2022年 野辺に花咲く
今年もいろんなことが起きては消えていく、間違いないのはただこのことだけだ。何が正しくて正しくないのか、人はお互いに火花を散らして消えていく。私はこの取り留めなさこそ物語の姿だと思う。
「火花を散らせ」物語はいつもここへ誘う ...
1995年 休日
いまから27年も前の作品である、公募展の企画展用に急いで仕上げた作品で、企画展の図録では上下逆で写真が掲載されていた、当時の私にとってこの作品は上下逆の方が良いと思っていたらしい。
さて、この頃の私は、遊びとは何なのかそこ ...
2022年 7月29日 自分探し
自分が自分を探すとは、何の事だろう言い換えれば自分とは何かという問いになる。生物、人間という答えが返ってくるかもしれない、でもそれはカテゴリーという定義を述べようとしているに過ぎない。
ところが実際の自分とはカテゴリーに関 ...
ヨッチャンはかせ
(はじめに)
急に子供の目線に戻って、もう一度世の中を見つめると、どんなふうに見えるのか気になってしまった。
大人が、当たり前のことだとして、通り過ぎる世界も彼らにとっては、日々新鮮で新しい発見 ...
2022年 埋没する意識
とうとうテーマに困って風景に手を染めた。と思われる方もいらっしゃるかもしれない。
正直に言えばこのような風景はやはり世の中のどこにもない。いやここにあるとなれば、私は超能力を手に入れたことになるのか、冗談はさておいて、実際 ...
2022年 月を育てる
昨日放送されたストーンヘンジの番組はとても興味深かった。イギリスのストーンヘンジは昔から有名だったが、同じようなストーンサークルの遺跡が秋田県に存在しているそうだ。不思議なことに秋田とイギリスではほぼ地球の裏側にある島国同士なのだが、 ...