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今日は好日Vol.2

2024年1月5日gallery,ようこそ,自作俳句絵画 無意識

2023年 2月10日 避難訓練の大切さ

現在トルコ、シリアで起こった大地震によって、報道では日に日にその犠牲者の数は増している。2月7日の地震発生から72時間という生命の限界点が近づいているために、現場で活動されている救助隊は、今この瞬間も相当な苦労をされていることと思われる。それにしても世界に先駆けて日本の救助隊の迅速な対応は驚くほど速かった。これも24時間、常に世界の災害と向き合って即応体制を維持し、行政の指揮命令系統が機能していた証拠である。 災害は忘れたころにやって来るというが、この言葉は備えを怠ることの危うさを我々に教えてくれる。 ところでこのような当然とも思える行動についても異論を唱える人たちがいる。 先月27日に沖縄市において海外からのミサイル攻撃に備え避難訓練が行われていた。正直これで安全が確保されたというよりは、私には安全が確保できていないことのアピールのようにも映った。訓練で市民が誘導された地下の非難場所はその入り口をしっかり密閉し核弾頭のもたらす放射能などの侵入を防ぐ設備となっていたのかどうか、さらには非難した後に水や食料の支給のことなど、これから訓練によって明らかになることはかなり多いはずだ。 そところが、それほど大切な訓練にも拘らず、私があきれ返ってしまったのが、この避難訓練に対しても反対運動が起こっていたことだ。TV報道ですら外国のミサイル攻撃に対しての避難訓練と言っていて、実際に我々が受けたミサイル攻撃によって、日本の経済水域内にミサイルが着弾したり、そのまま日本の頭上をミサイルが飛び越えたという事実を踏まえての訓練なのである。これを止めろということは、いわば国民の生命という日本人の基本的人権まで危険にさらす行為であり、憲法の基本理念を侵害する行為なのである。 つまり、国家の安全を脅かす団体行動により、国家を混乱に陥れる行動を白昼堂々マスコミの前で行ったということだ。治安維持というのはこのような暴挙に対し行われるものだと思っているのだが、あまり深刻に受け止められていないようだ。さてそんな彼らが避難訓練に反対する理由として避難訓練は戦争を誘発する行為だと喧伝しているが、これに対してはもはや合理的な話し合いを持てる相手ではないという感想しかない。彼らには相手の主張に耳を貸すことや、自分の論旨に合理性があるのか客観的に再考を促すことなど困難に思える。それは合理的な価値観を共有することが困難と思えるためだ。 最終的に彼らの行動がなにを利することになるのか、善意にとれば、まだ気づいていない、悪くとればそれを承知の行動とも言える。日本の守りはここから始めなければならないとは、まさに内憂外患、四面楚歌なのである。