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今日は好日Vol.2

2024年1月5日gallery,ようこそ,自作俳句絵画 無意識

2022年 10月24日 寒さ

私は今朝、暖房の準備が整わず、家の中で震えながら窓の外を窺がった。穏やかな秋晴れの空に白い雲が流れてゆく、そのうち数羽の鳥の群れが空めがけて飛び立っていった。屋根の間から見える街路樹は、収まらない秋風に吹かれて揺れているにもかかわらず、鳥たちの飛び回る姿は溌溂としていた。 しばらく外の景色に見とれていたが、気が付くと床が冷えきっていて足の先から、ちくちく寒さが伝わってくる。 そういえば先ほど空を飛んで行った鳥たちは、どれほど寒い思いをしていたのかと考えた。いや寒さより外を自由に飛び回ることの方が、ずっと楽しいのかもしれない。 そこで一句 「秋空の 飛ぶ鳥思う 寒さかな」