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2023年 日本を護るために

2024年9月22日gallery,ようこそ,今日のできごと

2024年 6月18日 ファイト!

といえば私は中島みゆきさんの歌がすぐに浮かんでくる。そしてこの歌にある私の敵は私ですという歌詞は、いまだに私の心に刺さった抜けない棘のようにちくちく疼きだす。私はこの歌詞が目の前にある非道に対し、目をつぶってやり過ごそうとする自分への怒りだと思っている。

突然、話は変わるが今朝の経済番組では、これから開かれるトヨタの株主総会がテーマになっていた。内容はざっくりと先ごろ騒がれた不祥事に対する責任を豊田章男会長は問われるのではないかとの懸念だ。トヨタといえば現時点で純利益だけでも5兆円を超える、日本の優良企業のトップだ。このような快挙はEV不振で将来が危ぶまれる、世界の自動車業界にとってはトヨタ一人勝ちの感があった。ところがここへきておよそ30年前から傘下に入っていたダイハツ工業の検査体制に不正があったとし、親会社の責任を問われていたところだが、問題はそれだけにとどまらず日本の自動車業界全体にも及んだ。

さてこのような状況で豊田章男会長が取締役会に留まることが許されるのかどうかが総会で話し合われると思われる。ところでトヨタ株といえば、6月7日の報道によると三菱FG、三井住友FGはトヨタ株を1兆3千億円売却したという、これまで順調に黒字を積み上げ日本の製造業唯一の希望とも思えるトヨタの株式は、このタイミングで綺麗さっぱり日本企業の手を離れてしまったのだ。このままいけば日本の自動車産業も、戦前には世界の先駆けだった航空機産業と同じ末路を辿るのではないだろうか。そればかりか日本はこれまで半導体、有機LEDなど、そのほとんどが日本人の血のにじむ努力によって世界の市場に送り出されてきた。ところがその製品が十分な利益を日本に還元させることなく、かえってその利益を手にした他国によって日本人の生命やプライド、未来までが脅かされるという状況になっている。

これが現在、私の目の前で起こっていると感じる非道な世界だ。私の敵は私、日本の敵は日本ではないはずだ。