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2023年 日本を護るために

2024年5月1日gallery,ようこそ

2023年 12月10日 新たな秩序

最近朝ドラを見るたびに胸が詰まる。とはいえ戦時下での言論統制は総力戦という考え方によって生まれてしまった。さらにこのような考え方が生まれる背景を辿れば、アメリカ史における南北戦争において物資の輸送力が戦の勝敗を分けたという戦訓にも行き当たる。このような経緯から近代戦争ではどうしても狙われるのが輸送インフラや兵器の生産ラインになる。これをさらに突き詰めると敵国の国力を高める市民までもが攻撃の的になるということらしい。残念ながら現在の戦争はこの考え方が常識のようにまかり通っている。

この考えが改まらない限り今後も無防備な市民への攻撃は正当化されてしまう。ではこのような非道は国際法上まったく許された行為なのかといえば、歴史あるハーグ陸戦条約では無抵抗の市民に対する攻撃は完全に否定されているのだ。それにも拘らずこの条約が現状の戦争においてなんら効力を持てないのは何故か、それはこれを執行するための機関が、世界に存在しないためだ。「そんなはずはない、その為に国際連合があるのではないのか」と思われるかもしれないが、その国際連合で常任理事国が互いに反目し合い、肝心な採決が全く出来ないという。さらにはその常任理事国がハーグ陸戦条約を全く顧みない行動をすでにとっているのである。これでは国際秩序などという言葉は、理解を求めない抽象絵画と同じではないか。

もしここで人類が実効性のある世界秩序を考えるとすれば、国際法を新たに整備し世界各国がその責任を負うような機関を新たに立ち上げるしかない。少なくとも武器によって無抵抗の市民がこれ以上犠牲になることを阻止できなければ国際機関としての意味がない。

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Posted by makotoazuma