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2023年 日本を護るために

2024年5月1日gallery,ようこそ

2024年 2月1日 お呼びでない

「こりゃまた失礼いたしました」といってみんなズッコケるのが、シャボン玉ホリデーであったクレイジーキャッツのギャグコントだ。他にも谷啓氏が周囲との違和感に耐えきれずテレビカメラに向かって「ガチョーン」といって画面が揺れ出すコントもあった。残念ながら昨年犬塚弘氏が他界されクレージーキャッツのメンバーは誰もこの世にいない。

こんなテーマにしたのも、ニュースを見ながらこれはコントであってほしいという気持ちになってくるからだ。先日自民党副総裁が外務大臣の仕事を労うはずのコメントを炎上させてしまった。いまどき冗談にしても身体的特徴について触れればどんなことになるか身をもってご存じのはずである。私としては外交の成果が今、日本にどの様な影響を与えているのか語るのが筋ではないかと思えるのだが、これに対する野党党首の発言がこれまたすごかった、「ルッキズムはけしからん」との発言で、出来ればここでガチョーンといってカメラを揺らして欲しかったが、正直全くお呼び出ないというのが私の思いだ。

さて外務大臣が西側各国を訪問した結果、日本はどのような国益を得ることが出来ただろうか、今回ウクライナ訪問に際し日本はPAC3のセンサーを供与することを約束している。以前から日本が武器供与に加担した場合ロシアは深刻な事態を招くと警告していた。この発言はアメリカ向けに輸出されるPAC3が、もしウクライナで使われた場合という状況での話だが、今回はそんな曖昧な話ではなくなってしまた。

では改めて日本の置かれている状況を見れば、現在の日本は未曽有うの震災に見舞われ、この先復興にどれほど資金がかかるか見通しのつかない状況にある。しかも頼み綱である中東からのエネルギー供給も、ペルシャ湾封鎖の可能性が高っている状況であるにも拘らず、アメリカは天然ガスの輸出を止めている。これによりヨーロッパの大国ドイツでも日々使うシャワーさえ自粛を勧められている状況だ。

このような状況でロシアに対する西側の包囲網は日々強められている。特に顕著なのが海運に対する包囲だ。承知の通りスカンジナビア半島の各国はすべてNATOに加盟することになった。あわせて黒海もロシアにとって安全な海とはいえず、最後に残る航路は極東のウラジオストクからの航路しか残されていない。このような事態に対しロシアは昨年から極東ルート開発のための積極的な投資を宣言している。ところがここに立ちはだかっている国が日本なのだ。つまり今、ロシアは日本の動向を最も注視しているところなのだ。

このような事態に対し日本は武力をもって封じるか、或いは外交力による平和的に対応をすべきかのまさに岐路に立っている。ところが政府の行動を見れば、日本は武力に頼らざるを終えない状況に追い込まれているのではないだろうか。このような緊迫した状況で野党の党首が「ルッキズムはけしからん」などと発言していたので、私の頭の中はガチョーンで一杯になってしまったのだ。

では有事とはどのような危険が想定できるだろうか、有事とは国同士がお互いの国益のために武力による解決を図るものだ。これに対し日本の現憲法は武力の行使を禁じている。

因みに近頃は有事といえば台湾有事と言われるが、私はこれが起こる確率は極めて低いと思っている。というのも先に行われた台湾の議員選挙が終わって草々アメリカは、中国に対し台湾の承認はしないと発言している。つまりアメリカは台湾の独立を認めないと言っているのだ。では日本が台湾独立を認めてあげればいいのかといえば、たとえそうしたとしても台湾は世界から独立国として認められないだろう。なぜなら常任理事国の意見が優先される国連がこれを認めることはないからだ。とはいえ台湾が独立の気概を持たなければ、日本自体の独立性も同時に消えてしまうことになるだろう。

このように中国が台湾有事を起こせば日本を巻き込む可能性がある以上、中国がここに有事を仕掛けることは大変なリスクになる。そのような愚かな選択を中国軍は選ばないだろうというのが私の考えである。つまり自衛隊を巻き込まずに目的を達成させることを最初に考えるに違いない。私はそれを探すとすれば、それはシンガポールではないかと思っている、例えばシンガポールの港湾施設を一時的にでも使えなくするだけで、この地域のパワーバランスは一気に崩れることになる。つまり自軍を消耗させずにこの海域の覇権を握ることが出来るわけだ。

では日本の海は安心なのかといえば、そんなことはない。というのも私は東アジアで何かが起こるとすれば、次は東アジアのチョークポイントである半島での紛争が再び起こる可能性が高いと思っている。というのもロシアにおける海上輸送の安全性を確保したいとの思いは、現在のヨーロッパの状況からすれば、ますます強くなったに違いないとおもうからだ。もしこの状況で北朝鮮が南下して半島を統一してしまえば、ロシアとしては半島の領海を通り極東の海上輸送は極めて安全に行えることになる。とはいえやはりこうなるとアメリカの軍事力が気になるところだろうが、もしこれが南方と半島同時に危機が起った場合はどうなるだろうか、この場合アメリカは絶対にシンガポールを失うわけにはいかなくなる。ここを抑えられればアメリカは台湾と日本、フィリピンまで一気に太平洋の覇権を失ってしまうからだ。こうなると武力行使の禁じられている日本は半島での有事には参加出来ないので勝敗の行方は韓国軍まかせになる。ところが驚くべきことに現在の韓国は自国軍の統帥権すら持っていない。これを限られた在日米軍で守り切ることが出来るだろうか。しかも相手は世界の超大国2か国から地続きで支援を受けられるのだ。

つまり日本が置かれている状況はこれほど厳しいのだ、私から言わせればこの事態は、日本自ら招いた錆だと思っている。もっと早い段階で外交を正常化させておけば、日本のみならず世界中が平和の恩恵を受けられていたはずだ。それにも拘らずいまだに日本の国民は裏金問題や侮蔑発言を攻撃することで忙しい。

今日本はロシアから言葉による警告射撃を受けているところだが、これに対し政府は何らの反応をしていない。私はこれが外交において最も危険な行為だと思っている。せめて「黙れ腰巾着」ぐらいの事は言っていいのではないか、何故なら言葉を発しなければ次は実弾が飛んでくるからだ。是非心ある国会議員の方にこの危機を救ってほしい。

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Posted by makotoazuma