2023年 日本を護るために
2024年 2月5日 気になる映像
今日も朝から世界のニュースを見ていると正直うんざりしてくる。なかでも気になったのが自宅で軍用ドローンを制作している人の動画だった。記事の見出しはウクライナが軍用ドローンを100万機製造し、これから始まる新しい攻勢に備えているとのことだが、その制作現場が恐ろしい。この番組のテロップにあったのはキーウからの配信となっていた。しかもそこに映されていたのは特別な工場でも何でもない普通の民家だ。そこで一人の男が暗闇で黙々と軍事ドローンを組み立てている。
さてこれを見たロシア軍はどう思うか、当然戦場に投入される前に、これを排除しようと考えるに違いない。ではこの男の住まいは一体どこにあるのか、もし特定できないとすれば、キーウ全体が標的になってしまうのではないだろうか。おりしもイスラエルの戦闘で、ハマスという武装集団が市民を盾に使っていると非難されているが、このような軍と民が識別できない環境での行為は同じ悲劇を生む危険性がある。
過去の戦争でも、市民に紛れ攻撃を仕掛けるゲリラ戦が、市民に対する数多くの虐殺行為を生んできた。これが総力戦だと言われればそれまでかも知れないが、私はそのような考えは改めなければならないと思っている。なのでその延長線上にある、都市攻撃や無差別攻撃といえる核兵器使用は、いかなる条件が付こうとも反対なのである。
またこのような見地から、長距離射程の兵器や潜水艦発射の兵器にも反対である。というのも自分の居場所を隠して攻撃を行えば、その報復は当然逃げ場のない市民に向けられてしまうからだ。先ほどのニュースでも報道されていたが、アメリカ軍のフーシ派に対する巡航ミサイル攻撃は、結局フーシ派の戦意を喪失させることは出来なかったようだ。都合のいい話かもしれないが、この攻撃がホルムズ海峡に影響を与えないことを願うばかりだ。