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2023年 日本を護るために

2024年5月1日gallery,ようこそ

2023年 10月7日 何が国益に資するのか?

話はそこから始まるらしい、これは5日にロシアのソチで開かれたバルダイ会議でプーチン大統領が語った「日本が対話を求めるのであれば応じる用意がある」との回答に対する日本の外務大臣が出したコメントの一部だ、このコメントに際し日本は制裁を継続するが国益にかなえば適切に対応するという意味の発言をしている。ハッキリ言ってしまえば制裁を継続するという前置きをしているということは、日本から対話はしないということを述べていることになる。もし対話の可能性を匂わせるのであれば、国益に照らして国交正常化の対話を検討したいとでもなるだろう、わざわざ対話の条件を否定するようなコメントは挟まないはずだ。

とはいえこの対話を進めることによって日本はどれほどの国益を期待できのるか、もう一度纏めてみたい。

このことについて私が想像し得る国益を考えれば、まず第一に日本国民の生命の安全だろう、次に日本経済への貢献だ。例えば現在日本が直面している円安に対しそのデメリットである、エネルギー価格の高騰を抑える効果が見込める。そのことは日本経済の大いなる発展に直結しているのではないだろうか。そしてここから日本経済の発展が望めるとすれば、そのことは周り回って現在の少子化問題にも大いに貢献できるはずなのだ。(現在の少子化は低所得者層の広がりによる婚姻率の低下がもたらしている。三橋チャンネル)

このように政府が今まさに取り組もうとしている政策の答えがここにある。これらのことが、もし増税なしで一遍に解決できるとすればどうだろうか、さらに言えばこれは世界に対する平和貢献のまさに千載一遇のチャンスなのである。

逆にこのことを棚上げしてこれらの問題解決方法を示すことが出来る人間は、現在地球上に存在するだろうか。例えば先ごろ購入を早めた型落ちのトマホークミサイルは購入に2000億円以上の予算を使うらしいのだが、この運用については軍艦に載せるのか陸上で使うのかその目途すらはっきりしないらしい、いずれにしても実際の運用にはミサイルを買っただけでは用が足りない、これを配備して運用するためには、さらに予算が必要になるはずだ。もっとひどいのはこれの費用対効果についてかんがえると、この兵器を先制攻撃に使うのか報復攻撃に使うのか、どのタイミングでどんな標的に攻撃を加えるのか、さらにそのことでどんな効果が見込まれるのか、つまり今後どれほどの装備を充実させれば、何に対しどれほどの効果が見込まれるのか説明が全くできない。おそらく自衛隊だけのシュミレーションでこれを使うことは訓練上であっても難しいはずだ。それよりむしろ日本単独で先制攻撃は出来ないなどの法整備の問題の方が、正面装備云々よりも遥かに優先順位が高いのではないだろうか。これが現在政府の進める安全に対する出費なのだとすれば、まるで雲をつかむような話に聞こえないだろうか。

一方この対話が日本経済に与える影響を考えてみると、現在緊急を要するのは円安の問題だ。とはいえ円安は、日本経済にとって悪なのかと言えばそれは間違いになる。円安が日本経済に与えるメリットは、今でもはかり知れない、前年度の税収はこれによって71兆円もの税収となった。その一方で内需中心の企業や一般市民が被るデメリットは大変なものがある。

だとしたら円安のメリットを享受しながら、そのデメリットを解消することが出来ればこれほどの良策はない。つまり、エネルギーや資源を安価に手に入れることが出来れば、そのような離れ業が可能となる。このことを実現させるためにはこのタイミングでロシアとの国交正常化に臨む以外にないのではないだろうか、安価なエネルギー、安価な原材料、安価な穀物がロシア一国を通過するだけで手に入るのだ。それに引き換え南シナ海、東シナ海を経由するシーレーンはどうだろうか、いつまでも安全が確保されている状態と言えるのだろうか、つまり護衛艦は滞りなくシーレーンの安全を確保できる状態にあるのかということなのだ。そればかりか私には緊急事態に対する国内のコンセンサスすら取れていないように感じるが私の現状認識は間違っているのだろうか。

私にはロシアとの国交正常化によってこれほどの国益が見込めるものと思っている。逆にウクライナ支援によってこれらの問題をどのように解決できるのか、ハッキリ示せる方はいるのだろうか。何故ならそのような方たちから戦争終結の目途について具体的な筋道が示されているのを視たことがない。たいがい目にするのは一方的な感情論で日本の立場を1ミリも変えようとせず、そのうちロシアが戦争に負けたら世界に平和が訪れるなどという楽天的な論調だ。では西側から途方もない支援を受けているウクライナ戦線は現在どのように変化したのか、その戦果から考えれば、残念ながらウクライナ兵単独による反転攻勢にはすでに限界がきているとしか考えられない。もしここにNATOが介入すれば、ロシアは核兵器を使ってでもこれを阻止すると言っている。これが起こらないと誰が保証できるのだろうか、このことを人道に反すると非難しているだけで平和は天から降ってくるとでもいうのだろうか。この世に世界平和のボタンがあるとすれば、今日本がそのボタンを握っている。

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Posted by makotoazuma